余部鉄橋と香住海岸



後でもう一度写真を載せるが、これは現在の様子。


現在では、鉄橋ではないので、余部橋梁と言うべきだろうが、
コンクリート橋になっても「余部鉄橋」の方が馴染んでいる。

1986年に、回送列車が強風にあおられて鉄橋から転落し、
鉄橋の下にあったカニなどの水産加工工場と民家を直撃し、
女性従業員5名と車掌1名が亡くなるという事故があった。

水産加工工場と民家があった事故現場は公園として整備された。


2013年に兵庫県香美町にある余部鉄橋「空の駅」が完成し、
2017年にはエレベーター「余部クリスタルタワー」が完成。

餘部駅側(駅名は「餘部」と書く)の3本の橋脚は現地保存され、
JR山陰線・旧余部鉄橋の橋脚を利用して作られた「空の駅」。
余部鉄橋「空の駅」は展望施設として生まれ変わったそうだ。


エレベーターで上がった空の駅からは絶景が広がっている。


最初の写真で、電車が走っていたのがこの線路。


その横には、廃線となった旧線路。
「余部鉄橋 空の駅」との案内板がある。


新・旧2つの線路を同時に入れて撮った写真。


旧線路の先のホームを歩いて行った先は、無い。
当時の線路を保存した先端部である。


一番最初に載せた写真、実は、撮影スポットから撮ったもの。
「このような写真が撮影出来ます!」とあるこのような写真、
写っているのは、トワイライトエクスプレスの「瑞風」か。
「瑞風」が、こんな所を走っているとは知らなかった。
香美町道の駅「あまるべ」には瑞風の時刻表もあったが、
あいにくこの日は通過せず、翌日の火曜日となっていた。

トワイライトエクスプレスについては、(こちら)で書いている。


電車を撮るため、通過時刻は調べていた。
何しろ、2時間に1本しか通らないので。


「山陰本線 余部橋りょう」と書かれた当時の主桁。


旧鉄橋の橋脚。「空の駅」の開設記念碑。


事故現場に建てられた慰霊の観音像。


無人駅の空の駅だが、実は「駅長」が居るそうだ。
ケヅメリクガメの「かめだそら」ちゃん(メス)。
空の駅の下にある公園を散歩して「駅長業務」に取り組む。
駅長の帽子を被ったそらちゃんの散歩姿を撮りたかったが、
そらちゃんの散歩時間は決まっていて、見られなかった。


カメの駅長「そらちゃん」の時計。


今回の目的は、余部鉄橋へ行くことだったが、
も1つは、香住で今年最後のカニを食べること。
カニ料理は3月31日までで、この日は3月27日。

香住駅では、カニのオブジェも迎えてくれたのに、
肝心のカニの写真を撮るのを忘れてしまった。
泊った宿のカニの料理は食べ切れないほどの量で、
漁港のタグが付いたカニのフルコースだった。

写真がないので、思い出しながら書いてみよう。

・食前酒 ・前菜 ・カニの刺身 ・地魚のお造り
・カニ、ボタンエビ、アワビなどなどの炭火焼き
・ゆでガニ ・カニスキ鍋 ・カニ味噌 ・カニ雑炊


もう一度、カニの写真がないので、香住海岸の写真を続けましょう。
沿岸に並んで見える小島は三陸海岸の松島を思わせ、但馬松島と言われ、
右の島は弁天島と言い、裏手には鳥居があり弁天様が祀られている、とか。


ここには、2003年に発見された「平島の足跡化石」がある。
2000万年前頃に洪水などで堆積した泥に動物が足跡を残し、
長い時間をかけて化石となったものだそうだ。

ツル、サイ、ゾウ、シカの足跡を見ることができる、
とあるが、説明看板が古くて読むことができなくて、
化石がどこにあるのかさえも分からなかった。


独断と偏見で(^^;)、これが化石だったらいいのになぁ、
と思える写真を入れて、終わりましょう。


戻る   目次へ