淡路島で冬に咲く花たち


淡路島の「灘黒岩水仙郷」へ水仙を見に行ってきた。

この日は、日本各地で「猛吹雪」「大雪」という言葉が飛び交い、
「1年に1度あるかないかの寒気」で、「極端に冷え込んだ」
「今季最強の寒波」がやってきたとニュースで言っていた。

何を好んでこんな冷たくて寒い日に行かなくても良さそうだが、
前からこの日にと決めていて、雨が降らなくて良かった、とは、
何とも負け惜しみの強いやせ我慢と言われても仕方ない。


南あわじ市にある灘黒岩水仙郷には約500万本もの水仙が自生している。


太平洋を望む標高608mの諭鶴羽山(ゆづるはさん)から、
海へと続く急斜面の一帯に野生の水仙が群落を成していた。
花の少ない真冬に咲き誇るたくさんの水仙は見事だった。


どんな急斜面で咲いているかを想像できるだろうか。


ついでながら、駐車場からはこのように斜面に遊歩道が作られている。
蛇行して作られているので水仙を見ながら比較的楽に登ることができる。


下を見るだけでなく、上を見上げてもどこまでも水仙の群落が続く。


水仙の花と競演して紅梅と白梅も咲いていた。
海を背景に水仙郷に咲く白梅も絵になる。


気温が低く、風も強くて寒かったが、太陽は出ていたのだ。
終日、曇が多かったが、日の当たった水仙の花を入れよう。


一重咲きの野生のニホンスイセンが多い中で、
わずかに八重咲きの花も混じっていた。
中には、一重と八重が一緒に咲いていたのも。

さて、題名が「淡路島で冬に咲く花たち」なので、
その他の花たちも入れなければいけません。


「あわじ花さじき」での、淡路島の名産ストックの花畑と菜の花畑。
ストックは枯れ初めていたのもあったが、菜の花はこれからという状態。


「イングランドの丘」での冬咲きのチューリップ。


ついでながら、
「イングランドの丘」内にあるコアラ館は1億円の豪邸。
この中で、たくさんのコアラが暮しているようだ。


しかしながら、たとえ1億円もの豪邸に住まわせてもらっても、
遠くオーストラリアから連れてこられて、コアラ達は幸せだろうか…。

20年前にオーストラリアでコアラを抱いたことがあるが(こちら)、
観光客に抱かれるコアラも幸せかどうか、はなはだ疑問だ。

コアラを見たい人間がコアラを見て幸せであることだけは確かだ。



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