植物園のユニークな植物たち(その2)

[ハンカチノキ]
     

嬉しい時、悲しい時、悔しい時、人は涙を流します。
杉の花粉が飛ぶ時に涙を流す人もいます。
そういう時に必要なのがハンカチです。
これは、ハンカチが木に引っかかっているのではありません。
ハンカチが風になびくように見えることから名付けられたハンカチノキです。
京都府立植物園のハンカチノキは植えられて11年になるそうですが、
花が咲いたのはこれでまだ2度目だそうです。
開花した最初の頃は薄黄緑色で長さは5cmほど。
だんだん白くなって15cmほどになる。
ただし、この白いのは花の周りの葉が変形した苞だそうです。ほうー。

[ハナイカダ]
     
     

葉っぱの真中に花をつけるハナイカダ。
花と言っても、とにかく小さくて色も目立たないので、
注意していないと見過ごしてしまいそうです。
葉っぱの真ん中まで葉脈が伸びていてそこに花をつけています。
双子の花をつけているのもありました。
5月頃に花をつけると聞いていましたが、
今年は花の開花が早いので早目に見に行きました。
それでも4日後にもう一度行った時にはもう実になっていました。
夏頃には実はもう少し大きくなって黒くなるそうですから、
夏が来たらもう一度見に行こうと思っています。
ハナイカダを見てきたと言ったら、何の花筏?と聞かれました。

[クロマムシグサ]
     

おっと、こんな所にコブラが!
と思ったら、これは、クロマムシグサ。
驚かさないでほしいですねぇ。
マムシグサの茎はマムシのような模様をしていることからこの名前が。
花のように見えるのは実は仏炎包(ぶつえんほう)と言うそうで、
緑色のものをカントウマムシグサ、紫褐色のものをムラサキマムシグサ
とも言うそうですが、京都府立植物園では「クロマムシグサ」とありました。
連休に登った雲取山では両方の色のマムシグサをたくさん見かけました。

[アオイ]
     

5月は京都では葵祭の季節です。
葵祭の葵の葉と花です。
こんなに茂った葉っぱの下にこんな花が隠れているとは。
葉っぱを手で押しのけてみて初めて見つけられます。
色は地味な花ですが、形は個性的です。

[ベニヒモノキ]
     
[ブラックシャワー]
     
[ジェイド・バイン]

上からぶら下がったひも状の花を集めてみました。

     

左は、フトモモ。
名前を聞くと、思わず吹き出してしまいますよね。
おもしろい名前を気に入って、思わずカメラを向けてしまいました。
右は、カカオ。
植物園のユニークな植物たちで載せたカカオです。
あの時小さいのがいっぱい付いていたのがこんなに大きくなって鈴なりです。


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