マイアミでもらった「安全のしおり」


アメリカはマイアミからキーウエストまで行くために、マイアミでレンタカーしました。
今回は Hertz で車を借りました。
Hertz でもらった地図や案内書の中に「安全のしおり」がありました。
英語の他に、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、そして日本語でも書かれていました。
それが実に驚くべき内容が書かれていたので、ここに特筆します。

マイアミといえば、マイアミビーチで代表されるように、
照りつける太陽と青い空、美しい海を想像します。 明るいイメージです。
が、それとは反対に、治安の悪いことでも有名です。
南米やカリブ海諸国から流入する難民が多いことに加えて、
中南米から入ってくるドラッグの通り道になっていることが原因とか。

さて、「安全のしおり」に書かれていた内容です。
  • 自分の車に乗る際は、辺りを見回し、車の中と下を調べ、
    誰も隠れていないことを確認してから乗車して下さい。

  • ギヤをニュートラルにしないで下さい。
    誰かが近づいてきた時、すぐに加速できなければなりません。

  • 道に迷っても、地図を見たり方角を確認するために、車を道路の端に寄せないで下さい。
    十分に明るく、周りに人がいる公共の場所をまず探して下さい。

  • 車を道路際に止めて、見ず知らずの人に方角を尋ねたりしないで下さい。
    また、いかなる状況でもヒッチハイカーを乗せないで下さい。

  • 見知らぬ者が助けを求めてきても、絶対に停車しないで下さい。
    公共の場まで行き、警察にそのことを報告して下さい。

  • 人目のない所や暗がりで後ろから追突された場合は、車を片側に寄せて止まらないで下さい。
    最寄りの公共の場所まで運転して、警察の助力を仰いで下さい。

  • 後ろからヘッドライトのフラッシュがあっても、車を道路の片側に寄せないで下さい。
    最寄りの十分に明るい場所まで行き、自分の車を点検して下さい。

  • 可能な限り縁石側の車線を走るのは避けて下さい。
    渋滞などで交通が止まった時は、必要に応じて脇に寄せられるように、
    前の車との間隔を十分にとって下さい。

  • 万が一何者かが近づいて金品を要求した場合は、抵抗してはいけません。
    持ち物よりもあなた自身の安全が大切です。

  • 高速道路通行料を節約することを目的に、高速道路を途中で降りないで下さい。

  • 主要幹線道路で車が故障してしまった場合は、ドアをロックし、
    ライトを点滅させ警官の到着を待って下さい。

  • 車を駐車する際は、目的地に近く、十分な明るさと広さのある場所に止めて下さい。

恐い話だったので、最後はフロリダ州のナンバープレートの写真で終わりましょう。
オレンジの絵のナンバープレートには癒されますね。



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