クラブ通信日記


何を今更という感がしないでもありませんが、
パソコンに触り始めた最初の頃の通信記録をほんの一部公開します。
初めてホームページを作った時のページ内容の一部です。
あるグループの人達に読んでもらうために書いたものです。
隠しページだったので本名で書いていたのを登場名は仮名に書き直しました。
最近パソコンを始められた方も多いので、私が新しい玩具を手にして
好奇心いっぱいにドキドキワクワクしていた毎日をどうぞ想像して下さい。

初めてパソコンのキーボードに触ったのが今から5年前。
もうこんなに経ったのかと記録を出してきて自分で驚いています。
息子が買い換えて捨てて行った古い古いMS-DOSという代物。
マウスでピッピッと動かすのではなく、すべて文字入力でやりました。
インターネットは出来なかったので、最初はメールだけでした。
案外これが良かったのかもしれません。
他に目移りしないでメールだけに専念して、キーボードに親しめました。
ノートパソコンが我が家に来た時、カラフルな画面とアイコンの絵などが
あまりにきれいで興奮したのを今でもはっきり憶えています。
マウスを動かすと、腕も一緒に動いていたことも懐かしい思い出です。

【1996年3月3日】
2.28付の岩木さんからの「電子メールを始めませんか」との呼びかけの
お手紙に応えて、初めて以下のようなメールを出す。
勿論、作文以外はすべて息子の手によるもの。

|「電子メールを使いませんか?」というお便りを読み進めていき、
|「ニフティに加入しませんか?」まで来た時、“ニフティ?
|何やら息子が話していたな、そうだ息子に出させよう”と思ったとたん
|「くれぐれも息子のアドレスを使ってメールを出そうなどという
|セコイことは考えないように!」とあり、
|思わず “あっ!読まれてしまった”と、あわてて心を両手で隠しました。

しかしこの時は、♪これっきり〜♪これっきり〜♪もう、これっきり〜♪

【1996年9月28日】
夏の終わりに長男はアメリカへ、次男は東京へ行ってしまった。
残されたパソコンを前に、再び岩木さんの呼びかけを思い出し、
初めて自分でキーボードをたたいて書いた文章を主人に頼んで送ってもらう。

|突然なので驚かれたでしょうか。この前は息子のアドレスで書いてきて、
|今度は夫のアドレスで送ってくるなんて、と、呆れられそうですが、
|ま、他人の目は気にしないことにします。

【1996年11月12日】
京都での**クラブの例会。
岩木さんにNIFTYへの申し込みとパソコン通信の設定をしてもらう。
我が家でおもてなしもせず放ったらかしにされた皆さんには申し訳ない。m(..)m

【1996年11月13日】
初めて岩木さんからのメールを自分で受信する。感激!
さっそく私からも出す。
届くかどうか心配でドキドキするが、岩木さんから「届きましたよ」
という2通目のメールを受信して、またまた感激!!
感動的なメール交換の始まりです!
この感動を皆さんとも分かち合いたい…。

【1996年11月16日】
|今日はお客さんだというのに、ちょっと側を通ったら、
|引き寄せられるようにパソコンの前に座ってしまいました。

これが、中毒になり始めの頃の兆候だった。
岩木さんにも、お客さんに出す料理の数が減ったのではないかと心配される。
でも、「悪妻クラブからは表彰ものですね。」とも言われた。(^^;)

【1996年11月18日】
|私のことが“一丁上がりー”となったら(なかなか上がらない?)
|次は湖口さんですか? 彼女は、その気にさえさせれば、
|私のように手はかからないでしょう。いつか、一丁上がったら、
|ご恩返しに、湖口さんを誘い込みましょうか?

この頃から、次は湖口さんにねらいをつけていた。(^^;)

【1996年11月28日〜30日】
感動的なメール交換の始まりは、これぞ本当の「通信教育」の始まりでもあり、
次から次へと押し寄せてくる岩木さん作成の教材のお勉強で、
頭の中はパソコン一色。
そうでなくても容量の小さい私の頭の中は、先に入っていたものが
押し出されてどんどん出て行ってしまい、以下のような始末。

|昨日、ぼんやりしていて帰りの電車を乗り間違えて、
|八瀬の方へ行ってしまい、おかげできれいな紅葉が見られました。
|サルもいました。運転手さんが親切で、“この電車が引き返すから、
|時間まで外へ出て紅葉を見ていたらよい”と言って下さって、
|間違えたおかげでよい思いをしました。
|今年は紅葉が1週間から10日程遅れているそうで、皆さんに京都へ
|来ていただいた時、きれいな紅葉がまだで、申し訳なかったです。

|今朝は、炊飯器のスイッチを入れるのを忘れていて、
|起きたらご飯が炊けていませんでした。2人だけなので、
|チンのご飯もあったのですが、お弁当用が困るので、
|「少量急速炊飯」の機能があることを思い出して、
|あわててスイッチを入れて、事なきを得ました。

やはり、憶えたり考えたりすることが多くて、
私の頭の中の容量を超えてきていると書いたら、次のように言われた。

|頭の中に入っているものは圧縮しておいて、いつも
|新しいものを入れる場所と作業エリアをとっておいて下さい(^^;)。
|圧縮しておいたものは、必要な時に作業エリアで解凍して使えばいいですね。
| (何か人間の頭とハードディスクを間違えているんじゃないか? ^^;)

【1996年12月31日】
|今年は、特に後半で大変お世話になりました。おかげさまで、
|こんなにバタバタとしている年末の喧噪の中でも、こうしてパソコンの前に
|座る余裕をもって過ごすことができる程に成長いたしました。 (^^;;)

…と、これは私が一年の締めくくりに岩木さんに送ったメールだ。
年賀状書きや大掃除を年末まで持ち越している岩木さんが
「今夜のうちにこれを読むかどうか」主人とかけまでして、
お正月の準備が整った段階で送ったものだ。
私のが最後だとほくそ笑みながら…。
あぁー、それなのに、それなのに、一年の最後の最後の時、
私は岩木さんからのメールを受け取ってしまったのだ…!?
なんでも、ご主人とJ子ちゃんを叱咤激励して片づけさせて、
ご自分はパソコンの前で休んでいた時に見つけてしまったとか…。
びっくりさせるつもりがびっくりさせられてしまった
強烈なショックを新しい年に持ち越してしまった…。

次へ


戻る   目次へ