福井へ家族旅行


今回の旅行は家族旅行なので、行った所といえば「恐竜博物館」と「水族館」だ。
5歳の孫のために親と祖父母は喜んでその場所へ付き合って行った。
唯一、東尋坊へ行ったのが私の希望だったが、ところがどっこい、
東尋坊でも孫の希望で船に乗ったり、海辺でカニや魚を探して遊んだり、
結局、どこもかしこも孫のための遊び場所だった・・・。


東尋坊は、50年近くも前の学生の頃に行ったことがあるだけで、
記憶は定かではなく、ほとんど初めての場所という感じだった。


船に乗って海から断崖絶壁を眺めると、また違った迫力だ。


東尋坊は、日本海の荒波が砕けて飛び散るこの断崖絶壁で有名だが、
1200万年から1300万年前の火山活動でマグマが堆積岩層の中に入り込み、
それが冷え固まって出来た火山岩で出来ているそうだ。
その後、波浪による浸食を受けて地表にあらわれたと考えられている。


この火山岩にはマグマが冷え固まる時に出来た柱状節理というものが発達している。


船から下りて、千畳敷辺りの海辺でカニや魚を探して遊ぶ。


「子供をほったらかしで親はカニ探しに夢中」の図。(^^;)

この日は三国温泉の「荒磯亭」で泊まり、岩牡蠣・のど黒懐石料理をいただく。
天然岩牡蠣、のど黒の塩焼き、ウニ、さざえ、穴子、甘エビ、海老などの海の幸で満足。

さて、2日目は今回の旅行の第一の目的である福井県立恐竜博物館へ。


恐竜博物館が近づいてくると、道路の両側あちこちで恐竜の置物が現れたのはさすが。
その中でも、この肉食恐竜ティラノサウルスの巨大モニュメントは和紙で出来ているそうだ。
後で知ったことだが、雨に濡れても良いような加工が施してあるそうだが、さてさて??


恐竜博物館のある広大な恐竜の森にはあちこちでこのような恐竜の骨のモニュメントを見た。
発掘された恐竜の骨は恐竜博物館で一番興味のある展示物だからだ。


これは、草食恐竜トリケラトプスの巨大頭骨の実物化石であり、複製ではない。


恐竜化石発掘体験に参加した。
階段状になっている山肌が見える場所。あそこから石を切り取って持って来て、
屋根を作ってある場所に石を置いて、その石の中に化石がないかを探す。
子供と付き添いの大人1人分のゴーグルと発掘道具などは貸してもらえる。
しかし、恐竜の化石はそう簡単に見つかるものではない。
見つけた物の中でこれが一番はっきりと形が残っているものだが、
これはどうも何かの植物の化石のようだった。

2泊目は芦原温泉の「まつや千千」に泊まる。
やはり日本海の幸の魚尽くしの料理だった。

3日目は越前松島水族館へ。


先ずは、お馴染みのイルカショー。


これもお馴染みのフンボルトペンギンのお散歩タイム。


見て触れて楽しく学べる、体験・体感型水族館ということで、
巨大タコやエイや危険でないサメなどにも触れることができる。


しかし、魚たちが触られることを喜んでいるかどうかは疑問だ。
サメたちは少し大きな水槽では手が届かない向こう側の端っこに避難していた。


「珊瑚の海」水槽では魚が泳ぐ上で寝転がって楽しむこともできる。


ドクターフィッシュ・ガラ。
水槽の中に手を入れると手の周りに集まってきて、手の掃除をしてくれる。
ヒトの古くなった角質を食べる習性があるそうで、歯が無いため肌を傷つける事もないとかで、
皮膚炎や皮膚病に治療効果があるということで、「ドクターフィッシュ」と呼ばれている。
魚に触られると、くすぐったいような何とも気持ちの良い不思議な感覚だった。

魚はおいしい食べ物だが、人間を治療してくれる魚を食べる訳にはいかないなぁ。



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