源光庵の紅葉

悟りの窓
     
迷いの窓

京都北部の鷹ヶ峰にある源光庵の本堂では、紅葉を窓越しに見る。
丸い窓は「悟りの窓」  四角い窓は「迷いの窓」
悟りの窓は「禅」と「円通」を表わし、円は大宇宙を表現している。
迷いの窓は人間の生涯を象徴し、「生老病死」「四苦八苦」を表わす。

紅葉の盛りの祝日に出かけたために、たくさんの人出だった。
窓から見える紅葉を座って鑑賞したりカメラを構える人達の前で
窓の前に立って記念写真を撮る厚かましい観光客が途切れるのを待ち、
また、カメラアングルの良い場所に座れるのを待っていると、
悟りには程遠かった。

     

きれいな紅葉には不似合いな話題ながらも、
これは本堂内の廊下の血天井。 手形や足形が残っている。
伏見桃山城の遺物であり、徳川家康の忠臣鳥居元忠一党が、
石田三成軍勢と交戦して討死し、自刃して相果てた時の痕跡である。


源光庵へは
こちらをどうぞ。


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