錦帯橋



国指定の名勝「錦帯橋」。


5連のアーチから成る木造橋をいろんな場所から撮ってみた。
最後の写真の向こうに見えている錦城橋から撮ったのが下の写真。


説明文によると、第三代岩国藩主の吉川広嘉(きっかわひろよし)が、
橋の原型となる木造橋を架けたが、錦川の洪水によりすぐに流失した。
その後、改良を加えて再建された橋は、276年間威容を保ったが、
1950年の台風による洪水で又しても流失してしまったそうだ。
流失後、市民の要望により1953年に木の橋として再建されたとか。


木組みのアーチや橋脚、その橋脚を支える敷石などの技術は、
現代の土木工学においても通用する技術であると言われ、
当時の岩国藩の匠の技は今日まで脈々と伝えられている。


下から眺めた後は、橋の上を歩いて、橋を渡りましょう。


橋の上は階段になっているが、アーチの頂上は平坦で、
その両側が階段状という構造になっている。


次ページで、翌日訪ねた岩国城(右上端)のことを書く予定で、
ここでは、もう少し他の話題も入れておこうと思う。


上の写真で見えていた紅葉した大きな木は、
遠くからでも分かるメタセコイアである。


上記メタセコイアも吉香公園にあるが、
旧岩国藩主・吉川家の居館を整備した歴史公園で、
庭園、噴水、鵜の飼育施設まである公園だった。


ここには、シロヘビに関する資料を展示する博物館がある。
階段から降りてきているシロヘビ、勿論、これは作り物だ。


しかし、これは本物の生きているシロヘビ。
シロヘビは、偶然生まれた体が白いアオダイショウだとか。
世界で岩国だけに集中して生息している貴重な生き物で、
「岩国のシロヘビ」は国の天然記念物に指定されているそうだ。

と、シロヘビが出たところで、次は岩国城へ行きましょう。


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