今年も近場を散策


京都に3度目の非常事態宣言が出されていて、どこへも行けないが、
健康のための散歩ということで、今回は近場の上高野近辺を歩いた。
京都では、ちょっとその辺を歩けば寺や神社に行き当たるので、
有名ではなくても寺や神社の散策を楽しむことができるのが良い。


先ずは、初詣でよく訪ねる三宅八幡神社。


前にも載せたことがあるが(こちら)、
三宅八幡神社は狛犬ではなく狛鳩だ。
左の鳩は座り、右の鳩は立っている。


知らなければ気が付かない小さな道だが、
三宅八幡神社の池の横の小道を行く。


小道を進んだ先に山門がある三明院。
境内の中の多宝塔も見えている。


参道の両脇では羅漢像が迎えてくれる。


龍の像がついた手水鉢。


さて、次は名前が珍しい祟導神社。
入り口から順番に鳥居をくぐって進む。

祀られている早良親王は桓武天皇の実弟。
藤原種継暗殺事件の首謀者として逮捕され、
乙訓寺に幽閉された後、淡路に流される途中、
無実を主張して絶食死した、と説明板にある。

その後、桓武天皇の近親者の死が続き、
悪疫が流行したため、早良親王の祟りと噂され、
その怨霊を鎮めるために、祟導天皇と追号を贈り、
祟導神社では祟導天皇が祭神として祀られている。


崇道神社の本殿。
これは珍しい、本殿前のひさしが長い。


これも知らなければ気が付かない小さな小野神社。
最初の遣隋使・小野妹子とその子である小野毛人(えみし)
など小野一族を祀っている(祭神:小野妹子・小野毛人)。


境内の山中に祭神である小野毛人の墓があるというが、
ずっと道が続いているとは思えず、行かなかった。


住宅前に建っている「栖賢寺(せいけんじ)」の石碑。


右に曲がって民家のすぐ側の細い路地を通って行き、
左に曲がって民家のすぐ側の細い路地の先に見えたのは、


新緑の木々の向こうに見える広い庭に入る入口だった。


しかし、中へは入れないようになっていたが、
「静かに参拝すること」「苔を踏まない」「禁煙」
「砂利、石の上のみを歩く」「入山参拝料を志納のこと」
以上了承された方のみ竹の結界を開けて、ご入山下さい
とあり、参拝料を納め、竹の結界を上げて中へ入った。


庭の新緑が美しい。


緑の中の如意輪堂(観音堂)と開山堂。


あれ?終われない。何とか終わるために入れた写真がこれ。

石の上の苔の座布団に座って休みましょうか。
「苔を踏まない」との注意はありましたが、
「苔には座らない」とはありませんでしたよね。



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