小塩山のカタクリ



小塩山へ登るには、いろいろなルートがあるようだが、
今回は、南春日町バス停から大原野神社の前を通った。


イノシシなどの獣害防止のために設けられた金網の柵の扉を開けて山へ入った。


山の中では、新緑が美しく目に眩かった。


いよいよカタクリの群生地へ入った。
先ずは、「灰の谷」自生地へ。


カタクリの花は、見頃を少し過ぎていたかもしれないが、
そこは個性があり、蕾もあり、満開と言える見事さだった。


食傷気味かもしれないが、いろいろな表情を集めてみよう。


実にいろいろな表情をしているカタクリの花を楽しんだ後、
次は、「Nの谷」などという意味ありげな名前の自生地へ。


周辺には、NTTの電波塔があり、
それで、「Nの谷」と言われる?


「灰の谷」よりも「Nの谷」の方がまとまって咲いていた。


が、「灰の谷」で写真をたくさん入れ過ぎたので、
こちらのカタクリは控えめに入れることにしよう。


カタクリの花を下から覗いてみると、
何ともきれいな模様が隠されている。


カタクリの自生地は、ロープを張って保護している。
でも、どこの世界にも枠から外れようとする者がいるものだ。
しかし、こんな山道の木の根っこで咲いていると、危ないよ。
撮られるだけなら良いけど、採られないようにね。

カタクリだけでなく、他の花も少し入れておこう。

ミヤマハコベ
ミヤマカタバミ

シハイスミレ
タチツボスミレ


カタクリとシハイスミレの仲良し姿で終わりにしようかと思っても、
まだまだいろいろたくさんあって、終われないんです。


はい、ニリンソウも群生していました。


山頂には淳和天皇陵がある。
淳和天皇の遺灰を散骨した場所だとか。


茎の下部が地を這う様子が分かるよう、あえて、引いた写真で、
ミヤマシキミかと思ったが、これは、ツルシキミだろうか。


コバノミツバツツジだと思うが、これも個性の違いか、
満開の花の中、まだまだ蕾ばかりという木もあった。


遠目に何の花かと思いきや、若葉でした。
新しい芽吹きは、終わるのに良いでしょうか。


いえ、やはり話題性のある写真で終わりましょう。
大木に掛けられていた「火の用心」も京都らしい看板。

カタクリの花にはギフチョウが蜜を吸いに集まってくるそうで、
「ギフチョウは採集禁止です」という看板をあちこちで見た。
しかし、採集しようにもこの日ギフチョウには出会えなかった。
もちろん、採集、つまり、採る気はないが、撮りたかった。


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