下鴨神社の蹴鞠初め




毎年1月4日に下鴨神社で蹴鞠初めが行われる。
烏帽子(えぼし)に水干(すいかん)葛袴(くずばかま)という色鮮やかな衣装で、
8人が1組になり、「あり」「やあ」の掛け声と共に鹿皮製の鞠を蹴る。
蹴鞠は中国から伝来した球技だそうだが、勝敗を争うのではなく儀式だそうだ。
相手が受けやすいように蹴ることによって出来るだけ長く蹴り続ける。
優雅な宮廷の遊びの再現で、王朝の世が偲ばれる。

これまではテレビのニュースで見るだけで行ったことはなかった。
今年は取材のために初めて行ってみた。
がしかし、狭い場所での大変な人出に、何重にも重なった人人人で、
うしろから飛び上がってみても全く何も見えなかった。
デジカメを高く掲げて当てずっぽうで撮った人が、
「撮れてる撮れてる!」と叫んでいるのを聞いて真似をして撮った。
その内帰る人も居るので、少しづつ前に出ることができた。
前の人の肩越しに横へ手を伸ばして撮ることができたのが上の写真。

下の写真は、人の頭上高く掲げて撮っているデジカメ群。
三脚を高く掲げて撮っている人も居た。賢い!
目の前は人の頭ばっかりでさっぱり何も見えなくても、
デジカメを掲げて画面を見れば、動いているのが見えるから、
何とも便利になったものだ。

     



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