般若寺で咲くコスモス



コロナ感染者は少しは減ってきたかと思える状況だが、
まだまだいつでも増えてしまいそうなこの頃でもあり、
旅行へはまだ安心して出かけられる心境ではなく、
京都府内ではないから「ネタ旅紀行」へ入れたが、
京都近郊の奈良県へ足を延ばしてきた。
おぉー、長い一文だ。

さて、般若寺の本堂を左から、正面から、右からと、
コスモスの花とどちらが主役だろうか。


では、先ずは、般若寺の入口から。


上の入口で外からも見えたこれは「十三重石寶塔」で、
上で入れた本堂の正面に建っている巨大な石塔だ。


こうなると、やはり、どちらが主役だろうか。

主役のコスモスは後でもっと載せるとして、
境内の建造物をいくつか入れてみよう。


「笠塔婆」
笠塔婆形式の石塔では日本最古の作例だそうだ。
刻まれた梵字漢字は鎌倉時代独特の「薬研彫り」の代表例。


「三十三所観音石仏(江戸時代)」
西国札所三十三観音霊場の御本尊を石像にしたもので、
札所の一つとして信仰を集めていたと言われている。


「鐘楼(江戸時代)」
梵鐘は江戸時代初期のものとみられるとか。


国宝の「桜門(鎌倉時代)」
金堂や十三重石塔を囲む廻廊の西門として建立されたもの。


本堂から見た「十三重石寶塔」もコスモスに囲まれている。

さて、いろいろな表情のコスモスを入れてみよう。




たくさんのコスモスが出たところで終わりたいところだが、
コスモスの花とガラスの共演(競演?)も入れたいのだ。



四角いガラス鉢にアクリルストーンやビー玉を沈めて水を張り、
境内でたくさん咲いているコスモスを摘んで水の上に浮かべて、
色とりどりの「コスモスグラスキューブ」がキラキラと輝いていた。


水かけ地蔵尊と手水石船(江戸時代)。

手水石船にもコスモスが浮かべられている。

大阪法善寺横丁の水掛不動尊は有名だが、こちらの水掛地蔵は無名。
でも、ご利益の有無は祈る側の心掛けによるのでしょうから、
人知れず立ち続けるお地蔵さんにも手を合わせて終わりましょう。


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