紅葉に染まる湖東三山


湖東三山とは、琵琶湖の東に位置する龍應山「西明寺」と松峰山「金剛輪寺」と釈迦山「百済寺」
の三山のことであり、この日はもう一つ臨済宗永源寺派総本山「永源寺」も訪ねた。

先ずは、西明寺から。



内部に極楽の壁画が残る国宝三重塔も紅葉に染まっていた。
織田信長の比叡山焼き討ちの際に損害を受けたが三重塔は被害を免れたとか。


次に訪ねたのは湖東三山真ん中の金剛輪寺。



庭園では池や苔や丸く刈り込まれた植木の上の
紅葉した落ち葉がきれいだった。


本堂へ至る参道の両脇には千体地蔵があり風車を供えてあるが、
よだれかけは信徒の寄進により年に3回かけ替えるとか。


「血染めの紅葉」として有名な本堂周辺の紅葉だが、
秋咲きの桜と競演していて、血染めの赤色を和らげていた。


一対の大草鞋が下がっている百済寺。


推古天皇の御代に聖徳太子が百済人のために建てたそうだが、
「くだらじ」ではなく「ひゃくさいじ」と読む。

これで、湖東三山の紅葉を堪能したが、時間があったので、
帰り道の途中でもあり、もう一つ「永源寺」へも寄ってみた。


参道120の石段を登りつめた左の岩山に石仏が奉安されている。
仏像は一つ一つ違ったユニークな表情をしていた。


「曇り」の予報に、雨が降らないなら良しとしようと車で出かけたが、
現地に着いた頃から良いお天気になり、美しい紅葉を堪能できた。

「晴れ男晴れ女」を自慢していたのに最近は自信を失う事もあったが、
これで又、「晴れ女晴れ男」を自認することにしよう。



戻る   目次へ