北極星信仰の能勢妙見山



能勢電鉄妙見線の「妙見口」で電車を降りて、
日本一の里山と言われる妙見の森を目指して歩く。


徒歩約20分でケーブルの黒川駅に着く。


全長666m、高低差229mを5分で上がる。


妙見の森ケーブル山上駅でケーブルカーを降りる。


ここからは全長573mを12分間で上がるリフトがあり、
リフトを降りてからは、頂上まで歩いて登ることになる。

しかし、リフトには乗らず、頂上まで歩いてハイキング。


「木漏れ日の径」と名付けられたルートを行く。


以前、八甲田で見つけたホコリタケかと思って踏んづけてみた。
ホコリタケなら、踏んづけるとひしゃげて真ん中から粉を吹き、
見る間に又膨らんできて元通りになる・・との記憶だったが、
予想とは違って、ひしゃげたままで元通りにはならなかった。
ホコリタケではなかったキノコさん、踏んづけてごめん。


山道で何やら作業している人に、何をしているのかと尋ねた。
後で又たくさん出てくるが、倒木の処理をしているのだとか。


なるほど、こんな風に作業されているのですね。


後で又たくさん出てくるが、確かに、山は荒れていた。


日蓮宗の霊場である「能勢妙見山」。


神馬が8頭いるということだったが、
生きている馬ではなく神馬像だった。


妙見山山頂の三角点。 「4等三角点」と読める。
下に載せる星嶺や本殿へ行く道からは外れていて、
頂上らしくない場所にある小さな三角点なので、
この案内がないと、見つけられなかったかもしれない。


山頂付近にそびえる独特の雰囲気のする信徒会館の「星嶺」。
「星」と「矢筈」をモチーフに、ガラスと木で構成されている。

北極星信仰とは、北極星または北斗七星を神と仰ぐ信仰だとか。


大阪府と兵庫県の府県境にある山門というのも珍しい。
山門までが兵庫県川西市で、山門をくぐると大阪府能勢町。


開運殿(本殿)。


さて、下りは妙見口まで歩いて下りることにした。

約4.3km、約1時間45分の上杉尾根コースを歩く。
救助を求める「緊急通報ポイント15」から歩き始める。


アカマツ林、スギやヒノキの森、エドヒガンの群落など、
景色の変化を楽しみ、深呼吸して森林浴しながら歩いた。


この場所にはヘリコプターが救助に来る、ということだろうか。


あちこちで大木が根元の裏を見せて倒れていた。


倒木が道をふさいでいて通れないと思ったら、
その横を通るように、仮の道が作られていた。


通れるように、枝は道の傍らに避けて置いてあったり、
太い幹や枝を切り揃えて、通れるようにしてあった。

最近は、台風もたくさん来て被害も大きいので、
いつの台風でこんな風になったのか分からないが、
その度に、広い山を手入れするのも大変だ。


最後は、こんな木の写真で終わるのはどうだろうか。


倒れた木から出てきた枝?がこんなに大きくなって、
まるで土から出ているように上に向かって伸びている。


と思ったが、「緊急通報ポイント15」の場所から下りたので、
逆に、登山口である「ポイント1」の写真も入れておかなくては。





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