竹内街道から二上山と當麻寺




近鉄磐城駅から日本最初の官道である竹内街道を歩いて二上山を目指した。
街道の両側には昔を偲ばせる町並みが残っている。


奈良時代の石窟寺院跡である「岩屋」。
岩屋は、大小2つの石窟と三重の石塔があり、
北側の壁には三体の仏像が彫られている。


二上山雌岳の中腹にあったこの杉は樹齢1000年と言われていて、
「岩屋の千年杉」(岩屋杉)として親しまれていたとか。
平成10年9月の台風7号で倒れ、倒れたままの姿で残されている。

二上山は、雄岳(標高517m)と雌岳(標高474m)の2峰からなり、
その形からラクダのコブのように見える。
が、その全体の写真を撮るのを忘れたので、
せめて、以下に、下界は霞んでいたが頂上からの眺めを。


二上山はトロイデ型火山だそうで、2000万年前には噴火活動をしていて、
石器の材料となるサヌカイト原石を噴出したとか。
近辺で発掘される石器は二上山産のサヌカイトで作られている
というから興味深いことではある。


染野の傘堂。
一本柱の珍しい建物。
左甚五郎の作と伝えられる。



當麻寺(たいまでら)の本堂と、2つある三重塔。
広くてなかなかに立派な當麻寺でした。

さて、最後は、この付近の民家の玄関には何やら珍しい物が…。
相撲発祥の地とされる當麻の里だけあって、さすがだ。



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