+ 西本願寺

西本願寺の唐門



浄土真宗本願寺派本山・西本願寺の国宝・唐門が約40年ぶりに修復され、
色鮮やかな色合いに蘇ったと聞いて、さっそく見に行ってきた。
これは、西本願寺の南側に当たる境内の中から見た唐門の様子。


これは、西本願寺の外へ出て、外の道路から見た唐門の様子。
唐門は高さ8.7メートル、幅5.4メートルとかで、
日が暮れるのを忘れて見とれてしまうほどの美しさから、
「日暮門(ひぐらしもん)」の別名があるそうだ。


2018年6月から3年の歳月をかけて、檜皮葺(ひわだぶき)の屋根をふき替え、
門全体の黒漆を塗り直し、極彩色のキリンや唐獅子などの彫刻を彩色し直したそうだ。


上は、境内側から見た唐門の彫刻の模様。
下は、道路側から見た唐門の彫刻の模様。
微妙に彫刻の絵が違うことが分かる。


上は、境内側から見た唐門の彫刻の模様。
下は、道路側から見た唐門の彫刻の模様。


唐門の側面には中国の故事をモチーフとした極彩色彫刻がある。
上は、境内側から見た唐門の左右側面の彫刻。
下は、道路側から見た唐門の左右側面の彫刻。


松にクジャク。


竹にトラと、竹にヒョウ。

さて、通常、唐門からは入れないので、境内東側にある2つの門から入る。


「阿弥陀堂門」は、境内東側の2つの門の内、
北側にある門で、重厚で、装飾もきらびやか。


「御影堂門」は、境内東側の門の内、南側にある門で、
阿弥陀堂門のような華やかさはないが、荘厳で落ち着いた感じ。


これは、御影堂門から入った先にある御影堂(ごえいどう)。


阿弥陀堂門から入った先にある阿弥陀堂。


「太鼓楼」は、境内の東北角に建つ重層の楼閣建築で、
太鼓は江戸時代には時刻を告げる合図となっていたとか。


御影堂前の天然記念物である「逆さ銀杏」(樹齢推定約400年)。
横に大きく広がった独特な樹形で、「逆さ銀杏」と言われている。

秋には葉が黄色に染まり黄金色に輝く大イチョウの姿を想像しながら、
色鮮やかな唐門から出ていると想像して、西本願寺を後にしましょう。


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