沖縄へ家族旅行


沖縄の話題を始める前に、記憶と記録のために書いておこう。

一生に一度の贅沢で、飛行機はビジネスクラスで家族7人でハワイへ行こうと考えた。
我々はハワイは何度か行ったことがあるが、長男一家が去年ハワイへ行って、
孫が大層気に入ったと言うので、では、と今年もハワイへ行くことにした。
ところが、先ずは、次男夫婦が仕事が忙しくて行けないと言ってきた。
「ハワイから日帰りでは帰れないでしょ?」だって。 帰れるはずがない。
お金はすべてこちらが出すから時間だけをと言ったのに時間をもらえなかった。

では、長男一家との5人だけでも行こうと具体的に動き始めた。
ここでも又「ところが」で、4ヶ月も先なのにビジネス席が取れなかった。
飛行機の予約は去年辺りからビジネス席から先に埋まっていくそうで、
何と!孫を連れてビジネス席でハワイへ行くケースが多いのだとか。
私が考えるようなことは大勢の人が考えるんだ…と、変に納得した。

孫の学校の休みと息子と夫の仕事の関係でお盆の頃になってしまい、
5人分というのも難しく、エコノミー席でもやっと買えたという状態。
(ちなみに、その後なのにハワイへビジネス席でのツアーの募集を見た。
ビジネス席もツアー会社がたくさん押さえているのだと知った)

あぁ、それなのに、またまた「ところが」で、
その後お嫁さんが妊娠したと分り、大事をとって、中止に。
キャンセル料、5人分の高いキャンセル料!を払った。涙。

でも、海へ行きたいと言う孫の希望で沖縄へ行くことになった。
ハワイよりも近いので日数を減らし、少しお盆からずらして、
飛行機(沖縄は近いのでエコノミー席)もホテルも予約できた。


いきなりの黄昏写真で恐縮だが、沖縄滞在4泊5日を過ごした
ホテル「ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート」。
沖縄本島の中央辺りにあり、半島全てがホテルのリゾートエリアで、
2枚目の写真の左側の景勝地「万座毛」を望む位置にある。


黄昏写真だけでは片手落ちかと青空・青い海の写真も入れておこう。


その万座毛。
海岸の断崖絶壁の先が象の鼻の形をしている。


今回の沖縄は、孫一家は海で遊ぶことが目的で、
出かけたのは「フルーツランド」だの「水族館」で、
私の希望で唯一3日目に出かけた景勝地の万座毛。
しかし、小さな子には興味もない場所で、
「早く行こう。早く行こうよぉ。」と急かされた。


「フルーツランド」。 小さな子が一緒だとこういう所へ行くのだ。
が、しかし、南国の果物の木をいろいろ見られておもしろかった。
パイナップルの無料食べ放題もお腹一杯食べておいしかった。


屋久島で初めて見て知った「クワズイモ」もあった。


「ゴレンジ」では馴染みがないが、別名「スターフルーツ」なら分る。

レンブ
グァバ

びっくりする大きさのパラミツ
幹に直接つくジャボチカバ


ここには珍しい鳥も居て、昔オーストラリアで見たロリキートと同じ
派手な色合いの「ゴシキセイガイインコ」が肩に止まって餌を食べた。


「沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館」。
世界最大級の水族館で、巨大な水槽を見ながら食事できる場所もある。
長期飼育記録世界一を更新中のジンベエザメを複数見ることができるし、
巨大な水槽なので最大のエイであるマンタが群れで泳いでいたりする。


大きな魚はカメラの画面に入りきらなくて写真がないが、
ジンベエザメやマンタ、キハダ、カツオの群れも泳いでいた。


石の間にウツボが隠れている。


たくさんのチンアナゴがユーモラスに水に揺れていた。


子供イルカ?が隅っこで何をしているのかと思えば、
何やら作業をしている人にまとわりついてじゃれついていて、
その人が作業を終えて移動すると、その後を追って行った。
そこまで懐かれると、可愛いですねぇ。


さて、次は「海中展望塔」へ。
せっかくの沖縄なので、沖縄らしい太陽と青空と青い海を。


海中展望塔とは、海の中にせり出している橋を歩いて行き、
螺旋階段を下りて、海の中にある展望フロアの窓からは、
海底に広がるサンゴ礁の海と色鮮やかな魚を見ることができる。
24個の窓があるので、海の中に居るように360度を見渡せる。


いきなりですが、こんな風に迫力ある出会いもあるのです。


大勢で団体で泳いでいた魚たち、号令一発で縦に整列??


大きな魚や小さな魚や細長い魚(ダツ?)など賑やかだ。


お馴染みのクマノミも海の中では自由に泳いでいた。


沖縄滞在最後の日、孫は最後にもう一度ホテルのプールで遊びたいと言い、
我々年寄り夫婦はいい加減疲れていたので、ホテル周辺の散策に出た。
ホテルのすぐ裏側にも、波で浸食され形作られた岩が見事な造形美だ。


見事といえば、小笠原諸島で初めて知ったタコノキだが、
ホテルの裏側にあったこの大きなタコノキは全体の形が見事で、
特徴である支柱のように幹を取り巻いている気根が小さく見える。


ホテルの駐車場の壁にはガジュマルの気根が絡み付いていた。


沖縄内での移動に活躍したレンタカー。
5人だったので少し大きなサイズが丁度良かった。

孫が家へ遊びに来ると、私はおやつや食事の用意で何かと忙しく、
孫の遊び相手はもっぱら夫が一手に引き受けてやってくれる。
ところが、旅行先では「Mizuさんもここでは暇でしょ?」と言って、
移動中の車の中ではずっと相手をさせられた(指名されたのだ)。
水族館に居たイルカやサメなどのフィギュアを動かして、
想像力を働かせてお話を作り、発展させるのだが、
疲れてくると想像力も働かないし、なかなか大変で、
おやつや食事の用意の方が楽だ、と思い知った。



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