ポストカプセル郵便

ポストカプセル郵便というのをご存知でしょうか?
15年前に開かれた科学万博で「21世紀のあなたに届ける夢の郵便」
といううたい文句で郵政省が受け付けたものです。
すっかり忘れていました。
元日の日の朝、たくさんの年賀状と共に届けられました。
当時小学生だった次男が自分宛てに出していたのです。
次男はよく憶えていて、書かれていた将来の夢を感慨深げに読んでいました。
あの頃は字が下手だったんだなあ、と偉そうに言っていましたが今だって…。(^^;)
ところが、長男には届きませんでした。
2歳違いの兄弟は当時何でも同じことをやっていましたから、
長男も出していたはずなのに届きませんでした。
書かれていた住所から現在の住所へ転居して7年になります。
次男の手紙を扱った係りの人は転居先を見つけてくれたが、
長男の手紙を扱った係りの人は見つけてくれなかった、
の違いでしょう。
朝日新聞の天声人語によると、配達できたのが 303万通、
受取人の死や転居先不名で届けられなかったのが20余万通だったそうだ。
次男に届いて長男に届かなかったとの結果から、
努力如何ではこの数をもっと減らせたのではとの感想を持った。
しかし、303万通もの手紙を阪神淡路大震災などもあった15年後に
届けたという方があっぱれというべきか。


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