蘆山寺の桔梗の花





蘆山寺は、京都御所の東側にあります。


紫式部が「源氏物語」を書いた邸宅跡と言われていて、
「紫式部邸宅址」の横に「桔梗咲いています」の看板が。


はい、その桔梗の花が咲いていました。


源氏物語に出てくる朝顔の花は今の桔梗のことだそうで、
紫式部にちなみ、一千株もの紫の桔梗が植えられている。


本堂前の庭園は、紫式部にちなみ「源氏庭」と言われ、
白川砂の白色と島のような苔の緑と桔梗の紫色が美しい。
秋の七草とされる桔梗だが、開花時期は6月から9月まで。


白色の桔梗も咲いていた。


角度が分かりづらいが、「紫式部邸宅址」と彫られた顕彰碑。
庭の中央にあるこの石碑も白砂と緑の苔と紫の桔梗で際立つ。


筆塚。 紫式部にあやかって学問や書などの上達を願い、
古くなった筆を供養することにしましょう。


源氏庭の桔梗の花をもう少し入れてみた。


当然ながら、紫式部歌碑があった。

「めぐり逢ひて 見しやそれとも 分かぬ間に
 雲隠れにし 夜半の月かな」

「久しぶりにお会いしたというのに、まるで見たかどうか分からない内に
雲の中に隠れてしまった月のように、あなたは帰ってしまわれましたね」


はい、すぐに帰らないで他のページも見てゆっくりして行って下さいね。


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