嵐山・嵯峨野の紅葉



同じカメラで同じ撮り方で撮ったつもりが、何を間違ってこんな風に撮れてしまったか、
でも、フラッシュが機能したような上の写真の方が紅葉には合っているかもしれない。
と、カメラに責任を負わせる口調で突然始まってしまった。

渡月橋から上の上流は大堰(おおい)川で、渡月橋から下の下流は桂川である。
嵐山も紅葉が見頃とのことで出かけたが、橋の上を歩く大勢の人が見えるだろうか、
紅葉が見頃で、晴れの日で、土曜日も重なって、大変な混雑ぶりだった。


川沿いの細い水の流れは、アユが遡上するために作っているとか。
川沿いの道も大勢の人が歩いているのが見える。


上を見上げれば人も写らないし、太陽の光を浴びて紅葉が輝いて見える。


輝く紅葉にはお寺の屋根や鳥居が似合っている。


上は、天竜寺の曹源池庭園を大方丈から撮ったものと、
下は、同じ方角を本堂から出てから庭園に入り撮ったもの。

天竜寺に入るには、庭園だけに入る庭園参拝券と本堂参拝券がある。
どちらにも長い行列ができていて、本堂参拝券の方に並んだら、
先に本堂の方に入るようになっていた。庭園参拝は後からということ。

本堂に入り、大方丈から庭園を見た時に思わず感嘆の声が出たほどに、
太陽の光を浴びて、紅葉の赤がきれいに輝いて見えた。

大方丈から写真を撮ると、庭を歩いている人が写ってしまう。
トリミングして人を切ると、池も切れてしまう。

ところが、本堂からは庭園へ降りられないようになっていて、
本堂から出て、庭園の方に回り庭園入り口から入るようになっている。

本堂参拝後に庭園の方に回った時には、太陽が動いて角度が変わったからか、
明らかに赤色がくすんで見えた。がっかりしながら撮った写真にそれが出ていた。


嵐山に太陽が沈みかけて、その後も輝く赤色は戻って来なかった。
下は、曹源池公園より書院を望む。やはり赤色がくすんでいる。


そこで、もう一度、輝いて見える赤色に登場してもらった。


弘源寺参道。


落柿舎。 柿が生っている。
ここも人が一杯で行列している。


常寂光寺。
行列を見て入るのを止めた。


この混雑ぶりには紅葉も恐縮して色失せている?


我が家の庭のハナミズキ。
わざわざ出かけなくても独り占めできる紅葉がある。



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