諏訪大社参拝



最後の日は、諏訪大社へ寄ってから帰った。

諏訪大社と言えば、御柱祭が全国的にも有名だ。
特に、モミの大木が急坂を下る「木落し」はニュースで見ても豪快だ。
寅と申の年に、満6年間隔で行われる。

御柱としてモミの大木を計16本、6年毎に新たに山中から切り出し、
上社の本宮と前宮、下社の秋宮と春宮の4ヶ所の社殿の四方
(一之御柱、二之御柱、三之御柱、四之御柱)に建てて神木とする。

山から切り出された御柱は、山から里へ曳き出す「山出し」が行われ、
氏子が乗ったまま木落とし坂から落とす豪壮な「木落し」は有名で、
次には、御柱を曳く綱を渡して川を越える「川越し」を経て、
御柱を曳き出して、各社四隅に建てる「里曳き」まで、
神社までの道中をすべて氏子達の手によって曳かれる。

諏訪大社には上社と下社があり、そのどちらにも参拝した。

駒ヶ根駅から伊那松島、岡谷、下諏訪と電車を乗り継ぎ、
諏訪大社・下社の「春宮」と「秋宮」の両方に参拝した。

先ずは、下社の「春宮」から。


幣拝殿と神楽殿。


左は、幣拝殿の左側に建っている「春宮二之御柱」。
右は、幣拝殿の右側に建っている「春宮一之御柱」。

写真は無いが、幣拝殿裏側左に「春宮三之御柱」が、
裏側右側には「春宮四之御柱」が建っている。


次には、下社の秋宮へ。


春宮の幣拝殿 と神楽殿と同じようだが少々趣が違う。


左は、幣拝殿の左側に建っている「秋宮二之御柱」。
右は、幣拝殿の右側に建っている「秋宮一之御柱」。


左は、幣拝殿の裏側左に建っている「秋宮三之御柱」。
右は、幣拝殿の裏側右に建っている「秋宮四之御柱」。


下諏訪駅のホームには、御柱の一部と綱が展示されていた。

更に、下諏訪から電車を乗り継いで、茅野まで行き、
諏訪大社・上社の「本宮」と「前宮」にも参拝した。


先ずは、上社の前宮から。


左は、拝殿の左側に建っている「前宮二之御柱」。
右は、拝殿の右側に建っている「前宮一之御柱」。


左は、御柱の後ろ側に回ってみた御柱の裏側の様子。
右は、拝殿の裏側右に建っている「前宮四之御柱」。

下諏訪での下社の春宮と秋宮の参拝と、
茅野での上社の前宮と本宮の参拝は、
すべて、タクシーを頼んで回ってもらった。

そのタクシーの運転手から聞いた話だが、
御柱は道路を曳いている間に擦り減るそうだ。
建ててある御柱は前から見ると分からないが、
後ろに回って見ると、このように擦り減っているのが分かる。

次には、上社の本宮へ。



上社・本宮の拝殿。


左は、拝殿の左側に建っている「本宮二之御柱」。
右は、拝殿の右側に建っている「本宮一之御柱」。


左は、拝殿の裏側左に建っている「本宮三之御柱」だが、
   遥拝所(遠くから拝む場所?)なので、遥か遠く、
   真ん中上の辺りに、かすかに白っぽく見えている。
右は、やはり、御柱の後ろ側に回って見たすり減った様子。


茅野駅に展示されていた平成28年に使用された綱。
御柱祭で使用された御柱や綱は、いろいろな場所で、
イベントに使われたり、展示されているそうだ。

御柱祭と言えば、怪我人が出ることでも有名だ。
茅野で乗ったタクシーの運転手の話によると、
運転手の人も、御柱に乗った時に怪我をしたそうだ。

怪我で済めばまだ良いが、死者も出るというのに、
危険でも、伝統的な行事(神事)ということで、
これからも延々と行い継がれていくのであろう。

諏訪の人々は氏子として地区毎に担当して、
この祭りに全精力を注いでいるそうだから。



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