信号の自動調整

京都では、市バスの運行をスムーズにするため、

信号を自動調整する「公共車両優先システム」を4月から導入するようだ。

つまり、バスが交差点に近づくと、

青信号なら時間を延ばし、赤信号なら早く青に切り替えて、

バスが交差点で停止しないようにすることで、

渋滞によるダイヤの遅れを改善するのがねらいとか。

送信機をバスに付け、バス停などに光を利用した受信機を設置して、

バスが通過する際の速度情報などを府警本部の交通管制センターに送って、

バスが次の信号にさしかかる時間を予測する、というもの。


この新聞記事を読んでアッと言った。

3年前(1998年)、アメリカのシアトルでの事を思い出したのだ。

信号がなかなか青に変らない変事を2日続きで経験して、

そのいずれでも救急車のサイレンが聞こえていたことで、

アメリカ人の友人にその話をして、なぞが解けた。

救急車が通る時には信号が青に変わるようになっていたのだ。

友人はバスも同じように信号を変えることができると言ったが、

そのアメリカ人はいつも冗談ばっかり言っているような人だったから、

その時は冗談だろうと思っていた。

そうか、シアトルではこのシステムを採用していたのだ。



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