ボトルシップ

「地下鉄の車両はどこから入れるのか?考え始めたら夜も眠れなくなる」
と言って笑わせた落語だか漫才だかの話がありましたが、
ボトルに入った船もどこから入れたのか不思議ですね。
下の2つの船はガラスの瓶の中から出られないので、
せめて、ここで紹介して日の目を見せてあげましょう。


このボトルには、ガラスで作られた船が入っています。
Mary Roseという名前の船で600トンだったそうです。
イギリスのヘンリー8世のために建造された船で、
妹のメリーチューダーの名前からとったとか。
1545年7月19日にポーツマス沖で沈んで、
乗組員全員が船と共に沈んだとか。
1968年にその残骸が発見されて引き上げられて、
現在ポーツマス港にその残骸が係留されているそうです。


これは、ポルトガルのリスボンで買ったコルクで作られた船です。
コルクの産地として有名なのでコルクの工芸品が豊富にありました。
ガラスの船はボトルの口から細い棒を吹き込んで作るとも考えられますが、
コルクはどんな風にして中へ入れたんでしょうね。
考え出したら夜も眠れなくなります。



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