竹の径・乙訓寺・長岡天満宮、その2



同じ場所の同じ話題は載せないことを原則に書いてきたが、
別の視点で書いては?との友人の助言に従い、もう一度。
というのも、家庭菜園をしている友人は苦労して畑に猪対策をしたそうで、
猪は筍が好きだから、猪対策をどのようにやっているか?との視点だ。

以前、友人夫妻を案内した竹の径→乙訓寺→長岡天満宮(錦水亭)と同じコース(こちら) を、
今回、別の友人夫妻と歩くことにしたが、急な事情で奥様は錦水亭での筍料理だけに参加。
3人で歩いた中で、これまで知らなかった竹林のことを知り、記憶のために記録しておこう。

好奇心に勝てず、そこに居る人に何でも尋ねる癖は私にもあるが、
小心者の私は、その人が親切そうか優しそうな人かどうか、人を選ぶ。
竹林で尋ねたいことがあったが、その人は仕事をしていたので躊躇した。
ところが、友人は私より厚かましくて(失礼)、その人に声を掛けた。
でも、そのおかげで、親切にもたくさんのことを教えてもらえた。

竹林には猪対策らしい様子は何も見られなかった。
その人が言うには、山と竹林の間には洛西ニュータウンがあり、
竹林の方まで来られない、ということで竹林では猪の被害はないそうだ。


筍を掘る時は、先ず、周りの土を掘り起こしてから、
こんな道具を使って、えぃーっと掘ると実演して見せてくれた。
筍を掘るのは大変だということは親戚から聞いて知っているが、
こんな道具を見たのは初めてで、尋ねた人が優しい人で良かった。

なお、土の盛り上がり方や、土のひびの入り方を見て、
土の上に出ていない土中の竹の子を探すそうだ。

掘って見せてくれたこの筍は、土の上に少し出ていたが、
「小さいが、良かったらどうぞ」と、持ち帰るように下さった。
やっぱり、優しくて良い人だった。(^^;)


竹の木の上が切られていることに気がついたのは友人だ。
あれは切られているのではなくて揺すって落としたのだとか。
竹の子がある程度育って竹になった頃に木を揺すると、
上の方の柔らかい部分がポキッと折れて落ちるそうだ。
節から枝が出始める頃が揺するタイミングだそうで、
早過ぎると全体が折れるし、遅過ぎると折れなくなる。

先を折られた竹は危機感を感じて、たくさんの竹の子を作るとか。

手入れをしないと、右写真のようになってしまう。


長岡京市では、観光案内の道標に御影石製のタケノコが乗り、
マンホールの蓋も竹の絵柄で、あちこちで竹に出合う。

と、話題性のある写真が出たところで終わりたいところだが、
もう少し、竹と花の写真で季節を感じてから終わりましょう。


竹林公園内の生態園から資料館を見る。
キンメイモウソウ(金明孟宗) の金色がきれいだ。


乙訓寺では、遅咲きの黄色のボタンの花がきれいだった。
ボタンの花は3割位が咲き残っているとの受付の話に、
入山料も3割ですか、とは、はしたなくて聞けなかった。


長岡天満宮の正面大鳥居から入る中央通路のキリシマツツジの写真は
これまでも載せたので、今回は、八条ヶ池から見る写真で終わりです。


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