カニ3杯フルコース


久しぶりにまた、日帰りバスツアーに参加してみた。
何のために参加したかといえば、1にも2にも話題のためである。
ツアーの名前は「カニ3杯のフルコースを山陰で食らう!」。

今年は2013年ということで、13品のカニ料理の昼食というのが、
平成25年ということで、25本のカニ足と6本のハサミの計31本と、
カニ3杯だから甲羅3枚を使ったフルコースというだけでなく、更に、
2013年にちなんで13品のお土産付きという広告に目が行ったからである。
その13品のお土産というのが、笑えるというか、あきれるというか、
その話題のために行ったようなものなので、どんなお土産か以下に書いておく。

ハタハタ干物1匹、干しカレイ1匹、キス干物1匹、めざし干物1匹、
カットわかめ1袋、砂絵ハガキ1枚、砂丘らっきょう1袋、「砂たまご」1個、
銘菓「因幡の白うさぎ」1個、銘菓「大風呂敷」1個、どじょうすくい饅頭1個、
焼かにせんべい1枚、松葉がにせんべい1枚。
である。

ちなみに、13品のカニ料理というのも、以下に書いておく。
姿ズワイガニ1杯(カニ足6本とハサミ2本)、焼ガニ(カニ足3本とハサミ1本)、
カニ鍋(カニ足3本とハサミ1本)、カニ刺し(カニ足3本)、カニ味噌(カニ足0.5本)、
カニちらし(カニ足2本とハサミ1本)、カニ甲羅付グラタン(カニ足1本)、
カニ団子(ハサミ1本)、カニフライ(カニ足2本)、カニせいろシューマイ(カニ足1.5本)、
カニうどんせいろ蒸し(カニ足1本)、カニもずく(カニ足1本)、カニ茶碗蒸し(カニ足1本)。

料金は、日・曜日によって6980円と7980円。我々が行った日は7980円だった。
「カニを食らう!」だけでなく、ちゃんと鳥取砂丘の観光も入っていた。(^^;)
京都駅での集合は7時15分、帰着は20時。長い一日をこれだけの値段で楽しんだ。


全部の料理はとても1枚の写真には入りきらなかった。
これだけの料理を「たっぷり2時間かけて食べる」とあったが、
結局、鳥取砂丘の自由散策も入れて2時間ということで、
食べることに専念したので、料理の写真はこれだけ。


途中でトイレと買い物に寄った店で見たカニの値段に驚いた。
確かに、触ると足を動かした活ガニではあったが、
我々が食べた姿ズワイガニも同じ位の大きさだったから、
これを3杯も食べたのかと思うと、満足、満足。


食事を終えて先に出て行った他のグループが食べ散らかしたカニの残骸。


さて、話を最初に戻して、京都を出発した頃は晴れていたが、
岡山県美作市へ入ってしばらく行った頃から雪が降り出した。
トイレ休憩で停まった道の駅「あわくらんど」では喜んで雪景色を撮った。


バスは更に山を越えて北へ行き、雪の量はどんどん増えて、
偶然にもバスは除雪車に追いついた。1車線なので追い越せない。
除雪車の左側、シャワーのように雪を吹き飛ばしているのが分るだろうか。

バスでの我々の席は一番前だったのでこんな写真を撮れた。
実は、500円出せば前から3列目までの席をもらえる。
我々はバス酔いしないので後ろの席でも大丈夫なのだが、
鳥取までは遠くて長時間なので何回もトイレ休憩があり、
団体の場合、大勢が一度にトイレに行くと並ばなければならない。
以前、それで集合時刻までに間に合うかとあせったことがあり、
トイレ休憩では先にバスを降りることができる前の席を希望した。
そしたら、他に希望者が居なかったか?幸運にも一番前の席だった。


鳥取砂丘は以前(6年前)にも出かけて載せているので(こちら)、
今回はカニ3杯の話題で行ったのだが、途中の雪景色に「雪の砂丘」を期待した。
天気予報でも鳥取地方は雪の予報だったのに、鳥取市内に入ると雪は降ってなかった。

上記カニ3杯をゆっくり食べたので、「馬の背」から日本海を見る時間もなく、
日本海が見える写真は、少し高地にある食事した所から撮っておいた。


砂丘入り口辺りで、降った雪が積もりその上に砂が積もっている状態を見ることができた。
いつ降った雪か分らないが、風で飛ばされた砂が降り積もった雪の上に重なっているのだろう。


遠くには白く見える所があり、あそこまで行けば「雪の砂丘」が見えるかと思ったが、
「馬の背」へまでも行く時間がないのに、あまりにも遠くて、あきらめた。


出かけるまで「雪の砂丘」など思ってもいなかったのに、
途中の雪景色から、すっかり「雪の砂丘」を期待してしまった。
雪の砂丘、雪の砂丘、雪の砂丘を見たかった…と何度も呟いていたら、
本当に雪が降ってきた。気が付いたら、砂の上に雪の模様ができていた。
が、しかし、一面銀世界の雪の砂丘が見られるまで待つ時間はなかった。


3杯のカニを食らうだけでなく、鳥取砂丘の他にも観光をした証拠に(^^;)。
今年は2013年巳年ということで、多鯰ヶ池弁天宮へもお参りした。
鳥取砂丘の背後に位置する多鯰ヶ池には蛇の化身とされる「お種の伝説」がある。
砂と水だけで固めた砂の塊を彫刻して制作された「お種伝説の砂像」があった。


行きと同じく、山を越える辺りでは雪景色が広がっていた。
鳥取県でもこの山の辺りは鳥取市内よりも南なのに雪があり、
北にある砂丘辺りでは期待された雪は積もってなくて、
こんなに違うものなのか、やはり山の方が雪深い。

雪の砂丘を想像しながら、未練たらしく雪景色の写真で終わりましょう。



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