西利の京漬物懐石



京都四条・祇園にある漬物屋の「西利」。
表から見ると、一階では漬物を売っている普通の店であるが、
この二階が味わい処になっていて、京漬物の懐石料理を楽しめる。


椅子席が中心だが、我々が座ったこちら側は座敷席になっている。
座敷席といっても、畳ではなく板場に座布団を敷いている。
漬物懐石というのは話題性があると食べに行ってみた。

[ 先付 ] 京の和(やわらぎ)4種
(カブ、大根、水菜、もやし・インゲン・人参)
[ 向付 ] 生ゆばのお造り
  

[ 煮物 ] 大根のぜいたく煮
(養老たくあんのぜいたく煮)
[ 八寸 ] 千枚漬とサーモン
(牛蒡とみじん切りした白菜漬け)

[ 和物 ] 健康漬物ラブレ
(白菜の古漬けに植物性乳酸菌ラブレ添え)
[ 油物 ] 京つけものフライ
(大根、人参、牛蒡、ラッキョウ)

旬の京つけもの盛り合わせ
[ 汁物 ] 生麩と生ゆばの味噌汁(白味噌仕立)

いつもは、食べ物の写真は、食べることに気持ちが行って、
写真を撮るのを忘れてしまい、後でしまったと思うのが常で、
この日は食べ物が主役なので写真を撮るのを忘れないよう、
料理が運ばれてくると、先ずはすぐに写真を撮った。
やれやれ今日は忘れないで全部の写真を撮れたと安心して、
ここまで来て、写真を撮る前に箸をつけてしまった。
生麩の上に辛子が乗っていたのを箸で混ぜてしまい(写真上右)、
浮いている生麩と生ゆばの位置も動いてしまっている。
やはり、食べ物の写真を撮るのは難しい。(^^;)

[ 水物 ] 健康漬物ラブレりんご
(りんごの漬物にラブレヨーグルト添え)
[ 飲み物 ] 桃の滴
(名前が気に入った京都伏見の清酒)

懐石料理といっても、そこは漬物だけなので値段は安く、これで2625円だった。
動物性たんぱく質の食材がないので若者には物足りない量かもしれないが、
我々には結構お腹が一杯になって、おいしい漬物三昧で満足だった。



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