トルコ・イスタンブール

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ボスポラス大橋
トルコはボスポラス海峡でヨーロッパ側とアジア側に分かれている。
イスタンブールはその接点にあり、2つの橋で結ばれている。
メフメット大橋と、このボスポラス大橋である。

     

先ずは順当に、歴史的建造物から。
大帝国の栄華を偲ぶ荘厳な建造物が目白押しにある。
これは、スルタンアフメット・ジャミィ。
「ブルーモスク」の名で親しまれている。
トルコのジャミィ(イスラム寺院)はこの写真のように、
丸天井のドームとミナーレ(尖塔)があるのが特徴。
ドームには260もの小窓があり、ステンドグラスがきれい。
内壁に飾られたタイルは、さまざまな文様を組み合わせていて見事。

  

トプカプ宮殿の全景はパノラマ写真(こちら)でどうぞ。
左は送迎門。8角形の塔を左右に置いている。
右はスルタンの大広間。
時にはここで歌や踊りの宴が催されたそうだ。
日本の大奥のような側室の女性達の部屋を備えたハレムがあり、
そこにはスルタン以外の男性は入れない。
今は観光のために誰でも入れてもらえる。
宝物館の写真はないが、財宝の数々にはため息ばかり。

     

モスクの中では肌を見せてはいけないということで、
布が用意されていて、観光客も布で肌を隠す。
男性も半ズボンの人はこの通り布で足を隠す。
これはにわか信者?だが、下は本物の敬虔な信者。


船の中で偶然隣に立ったこのような服装のご夫婦に、
好奇心を抑えられず、つい話しかけてしまった。
勿論「失礼だがお話させてもらっても良いか?」と断った上で。
が、女性に尋ねても女性はしゃべらず男性がしゃべった。
大変流暢な英語で教養の高さを漂わせていた。
知りたかったのは、家ではどのような服装なのか?ということ。
「家では貴女の着ている服と同じような物を着ている」とのことだった。
奥さんは大変美しいので写真を撮らせてもらっても良いか?と尋ねたら、
ご主人はしきりに「妻のこの服装は大変美しい」と自画自賛で、
気持ちよく許可がもらえて、写真を撮らせてもらった。
後で別の人から、普通は写真を撮ってはいけないと言われた。
私が女性で、ご主人が側に居てのことだったので、許してもらえたか…。
奥さんの顔は見えないので大丈夫。ご主人の顔は分からないようにカットした。

  

地下宮殿。
4世紀から6世紀に造られたと言われている広大な地下の貯水池に
このような巨大なメドゥーサが発見されたのは1984年の大改修の時。
魔法をかけられて髪の毛がヘビになったというギリシャ神話の女性。
このメドゥーサに見られると石になるという伝説がある。
下向きのメドゥーサと横向きのメドゥーサはいかにも不気味。


ボスポラス海峡を北へ、黒海の見える所まで行ってきた。
がしかし、残念ながら海は黒くは見えなかった。
では何故「黒海」と言うのか?
海面が黒いのではなく海底にある砂が黒いという説も聞いたが、
ネットで調べると、いろいろな説があるようだ。
船がよく遭難したので不運な海という意味で黒海の名が付いたというのから
上空から見るとその色の違いがよく分かると書かれたものまである。
黒海の出口はボスポラス海峡だけで、ほとんど外洋への出入り口がないため
海底が慢性の酸欠状態になり黒く見える、というのが本物らしく聞こえる?


さてさて、いよいよ「Mizuの部屋」らしい話題満載の次ページへ。



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