吉田山界隈



いきなりですが、京都大学正門内の時計台です。
月曜日のお昼前で、大学構内のこの辺りは人影も少ない。


通りの北側の京都大学正門前の車とテントは大学関係のものか。
京都大学は、この通りを挟んで南側へもキャンパスが続いている。


しかし、大学正門前の通りにたくさん駐車しているこれらの車は、
吉田神社で行われる節分祭で出す露店の準備に来ているのである。
吉田神社の節分祭は2月2日と3日両日に約800もの露店が並ぶ。

左が大学正門で、すぐ側の正面には吉田神社の鳥居が見えている。


この鳥居の外(手前で京大正門前の通り)に並ぶ露店はまだ準備中だったが、
鳥居の中に並ぶ露店は、2月1日午前中すでにほとんど組み立てられていた。


このように、準備万端整って客を待つばかりという感じだった。


吉田神社へ上がる階段前にまで準備の車が駐車していた。


節分祭の前に吉田神社へ行ったのには、訳があります。
お正月に飾ったしめ縄を焼いてもらうために持って行った。
吉田神社では、古いお札やお守りを納める火炉を設置する。
右側に置かれた箱の中に、焼いてもらうしめ縄を入れた。


3つ目の赤い鳥居。それぞれ違った佇まいで立っている。
節分祭の鬼やらい神事については、ネット検索して下さい。


京都大学は吉田山の麓にあり、吉田神社は吉田山の西側斜面にある。
京都大学を通り、吉田神社を抜けて、その吉田山へと入って行った。
吉田山と言っても丘で、歴史的には「吉田山」ではなく「神楽岡」と呼ばれた。

「紅もゆる歌碑道」という石碑が立っている場所から山道が始まる。
石碑の上部には「旧制第三高等学校の校章」が刻まれているのが見える。


山頂には旧制第三高等学校(京都大学)の寮歌「紅もゆる」の歌碑が立っている。


「逍遥之歌 明治38年 澤村胡夷」の記述と共に、
「紅もゆる丘の花 狭緑匂ふ岸の色」で始まり、
「今、逍遥に、月白く 静かに照れり。吉田山。」
で終わる11番までの歌が書かれている。


「吉田山」と一応、山でもあるので、三角点もあった。
「三等三角点 吉田山 標高105.12メートル」


山道を下ってくると、ここにも赤い鳥居が立っている。
「御参拝の方は表参道へお廻り下さい」という案内がある。
そう、こちら側から入ると、山の中へ入ってしまう裏側になる。
写真を撮っている場所のすぐ後ろは、バスも通る今出川通りだ。

この今出川通りを挟んで南北に京都大学のキャンパスがある。
吉田神社の表参道は、京都大学を南北に分断する東一条通りから始まり、
裏参道?は、同じく京都大学を南北に分断する今出川通りで終わる。

3つの赤い鳥居を載せたので、4つ目のこの赤い鳥居で終わりましょう。


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