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EU3  怪我の功名  投稿者:
坂田 道義 投稿日:2010/10/28(Thu) 22:28 No.594 | 
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十九世紀の欧州では、不衛生な環境で、下痢による脱水状態で多くの子供達が亡くなり、また、打ち続く戦争で、多くの若い兵士達が、大出血で死亡していました。 野戦病院では、血液の代替品として、まず、海水を希釈して使おうとしたのですが、使えません。
  英国の生理学者リンゲル博士も、蒸留水に食塩 NaCl を加えて、カエルの心臓を働かせる実験をしていましたが、食塩の濃度を変えても心臓はいつも、数分で動かなくなるのです。 ところが、ある日、突然、心臓が数時間も動いたのです。 博士は早速、論文を書き、発表したのですが、他の研究者達から、多くのブーイングが寄せられました。
  実は、蒸留水を作る助手が、その日は、デートが長引き、時間が無くて、水道水をそのまま用意したのです。 それを知った博士は閃きました。「これは、何かがある!」 博士はロンドンの水道水に含まれる成分を分析し、カルシウム Ca が含まれていて、これが、心臓を動かす重要な物質であることを突き止めたのです。 その後、多くの成分が加えられ、現在の輸液剤が作られました。 今でも、リンゲル博士の名前は、基本的な製剤に残されています。
  でも、残念ながら、人造血液は完成していません。どんなに改良しても、腎臓に悪影響を残すのです。
 
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Re: EU3  怪我の功名  
Mizu - 2010/10/29(Fri) 15:00 No.595 |       | 
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坂田道義さん、こんにちは。
  大発見というのも偶然によるところが多いらしいですね。 そうですか、何でも人工で作れるのに、人造血液は作れないんですか。 腎臓は人造に抵抗しているんですね。(^^;)
  そういえば今度の月曜日、腎臓関連の再再検査に行かなければなりません。 精密検査の結果、すい臓は何とか経過観察。心臓も心エコーを受けていて、 テニスをしたり、縄文杉まで行ったり、私は元気だと思われているんですが、 人間ドックを受けると、あちこち「要精密検査」で満身創痍?なんですよ。
  すい臓の値が高かったのは唾液の方かもしれないとの再検査だったのですが、 唾液の方が高いそうで、「喉が渇くとかしゃべりにくいとかありませんか?」 と言われて、「しゃべりにくいなんてことはありません」と答えました。 ハイ、読んでおられる皆さん、ここで笑ったでしょ?(^^;) | 
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