明石海峡大橋ブリッジワールド




神戸側から見た淡路島は少し霞がかかってはいたが快晴だった。
明石海峡大橋が出来て今年は10周年の記念の年だそうだ。
世間では憲法記念日だが我々には結婚記念日でもある記念の日に、
ギネスブックにも登録されているそうだが、世界一長くて、
世界一高い吊り橋である明石海峡大橋の主塔の塔頂へ上がった。
海上300mの空中散歩を体験しようというツアーへ申し込んだものである。
当日は、30人に3人のツアーリーダーが付いての案内で、
エレベーターに乗る時は10人ずつ3つのグループに分かれて乗った。

先ずは、明石海峡大橋の説明といろいろな注意を30分間受けた後で、
いよいよ実質2時間のツアーの始まりです。


主催者が用意したブリッジウェアを着用しヘルメットを被って出発。
ツアーリーダーの先導で、橋桁内の管理路を主塔まで歩いたが、
頭の上はひっきりなしに車が通っている音が時折大きく聞こえるし、
足の下は以下の写真のようにはるか下に海が見えてスリル満点だ。


歩きながら横から下を見ると、行き交う船が小さく見える。
このツアーは、高所恐怖症や閉所恐怖症の人が申し込まないのは当然ながら、
網の目状のグレーチング通路を歩くのでハイヒールでの歩行はできないし、
杖やベビーカーや車椅子なども使用できないのでそれらの使用者は参加できない。
参加者は中学生以上に限られていて、中学生は大人の同伴者が必要。


観光用に作られている訳ではなく、すべてが作業用の設備だ。
橋桁内の管理路を歩いて到達した場所にハッチのようなドアがあった。
このドアから中へ入り、エレベーターのある場所へ行く。
エレベーターの操作は素人ではできない。


エレベーターに乗っていた時間はたいした時間ではなかったが、
少し斜めになっている主塔を上がるために時々ドスンという音がした。
エレベーターを降りて、階段を上がった天井の板を動かすと上に出られる。
上に出てみると、さぁ、そこが塔頂です!


塔頂から神戸方面を望む。


塔頂から淡路島方面を望む。


塔頂から真下を見下ろす。


塔頂に設置されている高欄に小さな穴が開いていて、
穴を通して見える明石海峡大橋もおもしろい。


高欄は斜めに138〜158cmの高さで設置されているので、
場所によっては中学生以上でも身長によっては外が見えない。
そこで、これは明らかに観光客のために用意された足台である。


行きに通った橋桁内の管理路はトラックが通るので頑丈に出来ているそうだが、
帰りは歩行者用の管理路を歩いた。幅も狭い。
こちらは頑丈には出来ていないのか、恐くて突っ込んでは聞けなかった。
帰りは、下から見上げた橋のあの端っこを歩いた訳である。


これは、水泳の飛び込み台ではありません。
作業のための足場ですが、いかにも飛び込み台に見える。
「明石海峡大橋ブリッジワールドツアー」の企画の次は、
「明石海峡大橋から飛び込もう!」の企画はどうでしょうか。



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