(3) ない!! ない!!家の中は出かけた時のままで何ら変わった様子はなかった。異変に気付いたのは、夕方、家計簿をつけようとノートを開いた時。 家計簿に挟んで入れておいたお金がない!! 家計簿の中以外に置くはずはないのだけれど、 それでもどこかに置き忘れたかと考えられる所を探しまくった。 ない!! “空き巣に入られた!”と急にドキドキしてきた。 しかし、玄関の鍵も勝手口の鍵も家中の窓の鍵もかかっていたし、 思い出してみても確かに私は鍵を開けて中に入った。 勝手口に置いてあるバケツの底の合い鍵もちゃんといつもの所にあった。 やっぱりどこかに置き忘れたかと、もう一度そして何度も何度も探しまくった。 やっぱりない!! |
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(4) 我が家でロケ??帰宅した子供たちにお金を知らないかと詰問。知らないとの返事。勤務先の夫にも電話して詰問。夫も知らないとの返事。 意を決して警察へ電話した。 さあ、それからは盗られたお金のことも忘れてわくわくするような初めての経験ばかり。 たかが空き巣だというのに、何か重要な事件と関わりがあるのかと期待してしまう程の たくさんのお巡りさんや刑事さんや鑑識の人達がドヤドヤと我が家へやって来た。 それぞれがてきぱきとそれぞれの仕事にかかっているので、 どこを見ようかと好奇心いっぱいの私はうろうろキョロキョロ。 |