天ヶ岳とシャクナゲ尾根



5月3日に「竹の径・乙訓寺・長岡天満宮」を歩いたばかりだが、
連休最終日の6日も天気が良くて、今度は北山を歩いてきた。
車で行くと同じ場所へ戻らなければならないので、バスで行った。

そのバスが行きは1日に3本しかないので、朝の7時半前に家を出た。
8時過ぎに北大路駅前からバスに乗り、鞍馬寺を過ぎて北へ上がり、
8時50分に百井別れでバスを降りて、山道へ入り、歩き始めた。
百井別れ→百井峠→天ヶ岳→シャクナゲ尾根→小出石までを歩いた。


新緑にツツジの花が色を添えてきれいだった。


やがて鉄塔のある場所へ出た。
視界が開け、遠くまで見晴らせて、琵琶湖まで見えた。


岩場がある訳でもなく、道はそんなに険しくはなかった。


散り始めたツツジが道をピンク色に染めていた。


そうかと思えば、赤いツツジは蕾だけのと満開のと木によって差があった。


標高788mの天ヶ岳頂上。三角点はなかったが、
木の案内板と石を積み上げた案内石?があった。


我々は左側の天ヶ岳から下りてきたが、
ここが鞍馬や大原へ分れる分岐点。


やがて、シャクナゲ尾根へ出る。
「シャクナゲ尾根」という名前の通り、
たくさんのシャクナゲが自生していて見事だ。


登山道から下を覗くと、谷に向かってずらーっとピンク色が見えている。
でも、それは木立の中に見えているので、写真に撮ると目立たない。
歩く道のすぐ側に生えている木はすぐ近くで見られるので美しい。


アップで撮るとその美しさが際立つ。


最初の写真もそうだが、このように頭上に枝が張り出して、
シャクナゲのトンネルの下を通った時には贅沢な気分だった。


シャクナゲの花は、上の方では今まさに見頃であった。
上の方では、落ちている花びらを見ることはなかったのに、
下へ下りてくるにつれて、花びらが落ちているのが目立ち始めた。
右の写真は、白いシャクナゲの花。 これも花びらが落ちていた。


地面に這っているシャクナゲの花。
折れて落ちているのかと思い、枝を持ち上げてみると、
折れているのではなくて、根元から横に伸びているのだった。

「天ヶ岳へ登る」と友人に言ったら、「あそこは迷い易い」と言われ、
地図にも「迷い易い」と書かれていて、余裕を持った行程にしようと、
迷って時間がかかっても良いようにと、朝早い出発にした。

ここまで順調に登って下りて来たが、大分下りてきたところで、
道しるべのテープが木に結ばれていたのに、途中から急に道がなくなって、
しかも急な下り坂なので、こんな急な道であるはずがないと引き返した。
ほんの少し引き返しただけで、人の声が聞こえて、正しい道を教えてもらった。
道のように思ったが道ではなかった、というこれが迷い易い謂れかと納得した。

小出石へ下りて小出石からはバスに乗ったが、このバスも2時間に1本しかないので、
あらかじめ時刻を調べておいて、間に合うように山を下りてきた。

この山の困ったことは、バスを降りた百井別れにも、小出石にもトイレがないこと。
北大路駅でトイレを済ませ、バスに乗った8時から6時間もトイレを我慢したので、
といっても、汗をかいたからかそんなに行きたかった訳ではなかったが、
トイレを借りるためだけに大原でバスを降りて、再びバスに乗って帰ってきた。
ご心配なく、大原からはバスの便数はたくさんあります。

以上、長々とお読みいただいて、ありがとうございました。
「どうぞお座り下さい」と言いたげな枝に腰掛けて休んで下さい。(^^;)




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