見頃はまだか青谷梅林
青谷梅林の今年の梅祭りは、2月20日から3月18日までのはずが、
全国的な開花の後れで、3月20日までに期間延長された。
ここは農業梅林だが、この梅祭りの期間は入園自由だ。
3月15日現在、ネットの情報ではまだ5分咲きだったが、
20日までに行ける日にちの都合もあり、15日に出かけてみた。
先ず目に入ってきたこの梅林の様子に、これは駄目だ、
5分咲きどころか、これでは「咲き始め」ではないかと思った。
3月15日でこんな開花状況というのは、今年がいかに異常かが分る。
しかし、農業梅林だけあって、驚くような広さで梅林が続いていて、
歩いて行く内に、木によってはこのように咲いていた木もあった。
大部分はまだ咲いていないので、遠目には蕾のピンク色も目立たない。
「梅まつり」のピンク色ののぼりが空しく風にはためいていた。
「青谷梅林」の提灯も空しく風に揺れていた。
いえ、こんな風に花が咲いている木の提灯は得意げに?見えた。
梅の花の写真がなくては「青谷梅林」の期待に反するので、
蕾の中で咲いていた花の写真を集めて次に入れてみましょう。
こうして見ると、確かに5分咲きにも見えるが、
あくまでもこれは咲いている木を探して撮ったものである。
この辺りなど、まだ固い蕾としか言えない。
仕方ないので、下から見上げて、おもしろい枝振りを撮った。
ところで、下の梅の木は他とちょっと違う。
どこか高い場所から見下ろして撮ったのではなくて、
木と同じ場所に立って撮ったものである。
自然に見下ろせる程、木の高さが低いのである。
そういえば、青谷梅林の梅の木はどれも背が低かった。
豪華な観賞用ではない白梅で、背丈を低く栽培した梅林である。
その中でも一段とこれらの木は背が低かった。
木には番号が打ってあったので、実験をしているのであろうか。
なるほど、これなら、お年寄りにも子供にも収穫の作業ができる。
さて、花が咲き、実がなると、青谷の梅はこれで終わります。
「城州白」という種類の梅で、青谷梅林でしか作られていないとか。
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