「友達の友達はみな友達」、ということで、勝手に友達にしていただき、 その友達から「ど根性アサガオの種」だと言われて受取ったのは去年のこと。 道路の舗装脇やコンクリートや石のわずかな隙間から自然に生えて、 痛々しくも健気で逞しい姿に心打たれる時に、ど根性大根などと言う。 では、何故このアサガオが「ど根性アサガオ」なのかは不確かだが、 ど根性アサガオの種子の入手経路を友人から聞いた範囲で書いておこう。 (友人の「友達」と区別するためにあえて「友人」と書き分ける) 2010年に早期食道がんを公表した桑田圭祐のことはまだ記憶に新しいが、 闘病後音楽活動を再開した彼が、2011年に東日本大震災の被災者である 彼の音楽ファンを勇気づけるために、ど根性アサガオの種子を送ったとか。 次に、その種子が京都在住の同じ桑田圭祐の音楽ファンに配布され、 その後、友人の友達に種子が送られて、花を咲かせ、種子を増やして、 友人が手に入れた種子が我が家にまでやってきた、という訳である。 |
ここまでくるとさすがに、これは多過ぎる。 こんなにたくさん出てくるとは思っていなかった。 逞しいど根性? 間引かなくっちゃ、とは思っても、他にはもう空の植木鉢がない。 後から思えば、新しいプランターを揃えて買ってくれば、 写真に撮るなら見栄えも良くきれいに揃えられたものを。 家にあった物だけで済まそうとしたケチ精神が悔やまれる。 たくさん芽を出したのを捨てるなんて勿体無くてできない。 ということで、双葉から本葉が出てきて、過密状態です。 なお、現在では、「双葉」は「子葉」、「本葉」は「葉」と言う? |
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友人からは何日も前から毎日10個も咲いているとの報告を受けていたのに、 我が家のアサガオはなかなか咲かなかった。育て主に似て遅かったのか。 もし咲かなかった場合は、どんな風に書こうかといろいろ考えていた。 「我が家までやってきたアサガオは長旅に疲れて根性がなくなっていた…」 「我が家のアサガオは育て主に似て花開く前に枯れてしまい根性がなかった…」 「”3代目は会社を潰す”と言うが、アサガオの世界にも通ずるのか…」 |
咲き終わった後は種を採取して、翌年も同じように咲いた。 そして、2年後の2016年も花は少なかったが、咲いた。 花が少なかったのは、前年に保存した種が少なかったからか。 種はプランターに蒔くのだが、地面から芽を出したのがあった。 去年の種が地面にこぼれて、地中で芽を出す時を待っていたのか。 庭を掃除する度に踏みつけないように気を付けて見守った。 ツルを伸ばしたら、地面からでも支え棒を立ててやろうと思っていたが、 ツルを伸ばすこともなく、4枚の葉だけで背丈もわずか10cm。 それが、突然、花が咲いた! いえ、突然ではなく、蕾ができていたのを気が付かなかったのだ。 |