U.C.Berkeley(カリフォルニア大学バークレー校)工学部の卒業式と学位授与式は、 日本の厳粛な雰囲気とは全く違ったオープンなお祭り騒ぎ的なものであった。 野外であるので、関係者以外の一般の人も見物できる。 朝から広い野外劇場がぎっしりと人、人、人で埋まっていた。 |
交響楽団の演奏に乗って卒業生達が入場してくる。 学科でまとまって入場してくるので、学科名が呼び上げられる度に 観客席からはピー!とかウォー!と歓声が上がり、 入場する学生達も手を振りながら観客席の歓声に応えている。 全員が入場し終わると、先ず、観客席も全員起立して国歌を歌う。 |
舞台の上には、こちらから向かって左側に教授達が座り、 右側にはPh.D(博士の学位)を授与される学生達が座る。 舞台の下には学部卒業の学生達が座り、 その周りに大学院修士課程卒業の学生達が座る。 博士、修士、学部の区別は、着ているガウンの上に掛ける (1)ケープの有無 (2)ケープの色 (3)帽子に付いた房の色 で区別できる。 |
お昼からは野外で学科毎にレセプション(小さなパーティ)が始まる。 飲み物とおつまみで研究室(指導教授のグループ)で集まって 記念写真を撮ったりしてしばらくの間談笑する。 |
記念写真を撮っている後ろに回った方が、 背中に垂れ下がったケープを撮れるのでおもしろい。 赤色が見えるケープを着ているのは教授で、 MIT(マサチューセッツ工科大学)出身なので、 MITの青色と赤色のケープを掛けておられる。 U.C.BerkelyのPh.Dのケープの色は青色と黄色。 |
ガウンとケープと帽子はレンタルで申し込む。 レンタル料は55ドル(約6500円)。 ただし、房の付いた帽子はもらえる。 教授の中には、御自身のガウンを持っている人も居て、 それは、ガウンの色と模様が違うので、 一目で自前の物だと分かる。 買えば750ドル(約9万円)位するという話だ。 |
夜は指導教授の御自宅でのパーティ。 卒業した学生達とその家族、友人、研究室関係の人達40人程が集まった。 Ph.Dを授与された人の名前が書かれてミニチュアの帽子が飾られた 特大の特製のケーキを持ち上げて記念撮影。 |