植物園の桜


京都府立植物園では、約200品種の桜を育成栽培しているそうだ。
今年は、新型コロナウィルスの感染拡大で、外出自粛要請が出て、
家の近くを歩いただけの「近場で花見」を入れたが(こちら)、
とにかく遠くへは出かけられないので、もう一度桜を見に出かけた。


この日は天気が良かったはずなのだが、
写真で見ると、広範囲に雲が覆っている。


桜品種見本園や桜林では、混雑を見越してこんな掛札が。
でも、この日は平日で、人との間隔を取る必要もなかった。

「佐野桜」

広沢池の実生ヤマザクラから選抜された品種

「陽光」

アマギヨシノとカンヒザクラの交配種
濃い色で大きな花を咲かせる

「弁殿」

開花と同時に葉を展開する

「御車返(みくるまがえし)」 別名「桐ケ谷」

同じ木に一重と八重の花が付く

「兼六園熊谷」

「雨宿(アマヤドリ)」

「白山1号」

この他にも、ぜひ見たいと思った以下の品種がある。

・花弁が完全に開かず、星形のように見えるという「高桑星桜」
・花弁数が50~100枚にもなるという「八天桜」

しかし、これらの品種は、この日はまだ堅いつぼみのままで、
開花時期は、4月中旬から下旬ということだったので、
花が開いた頃に、後日もう一度見に行こうと思っていた。

しかし、この日、植物園へ行ったのは3月31日。
知らなかったが、3月31日の後、休園になったのだ。

京都府立植物園のホームページを見に行ってみると、
新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として、
4月3日~12日まで臨時休園となっていた。
それが、更に5月6日まで休園延長となっていて、
結局、見に行けなかった。


倒れて朽ちた木から枝を伸ばして花を咲かせている。
世界で人類が立ち向かっているコロナウィルスへの戦い、
を見ているようで、今まさに、この逞しい桜を見習おう。


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