珍しいバオバブの実



京都府立植物園でバオバブの木が実をつけたと聞いて見に行ってきた。
2002年にバオバブの花が咲いた時にも珍しいと思って見に行ったが(こちら)、
その後も、花は咲いていたものの実をつけたのは非常に珍しいとか。
2003年と2004年にも人工授粉で実が1個生ったそうだが、
10年ぶりに実をつけた今回は3個で、複数個も実ったのは初めてとか。

現在、日本で花を咲かせるのは他には富山県と沖縄県の植物園の2本だけで、
今回の実は、昨年8月に開花した5つの花に、
富山県の植物園の木の花粉を付けてできたものだそうだ。

新しく設置された「アフリカバオバブ果実」という説明文によると、
「種子の周囲のパルプ質は糖分が40%以上含まれ、
そのままお菓子として食べられます。
口に入れると甘酸っぱくラムネに似た味がします。
水に溶かして清涼飲料水としても飲まれます。」
ということだそうだ。

ほほう、食べ物や飲み物になるというのも興味深いが、
我が家には、オーストラリア土産のバオバブの実がある。


乾燥した実にオーストラリアらしい絵が彫られている。


さて、ついでに、変わった葉の植物を1つ。


「ヒシガタホウライシダ」という名前の通り、葉は菱形をしている。


も1つついでに、「ツキミソウ」について。

(真っ暗な中でフラッシュなしの撮影)

去年書いた「植物園の昼夜逆転室」(
こちら)では、
6月から9月頃に咲くという「ツキミソウ」がまだ咲いていた。
白色の一日花は夕方から開き始め翌朝にはしぼむそうだ。

「月見草」といえば、黄色い花のオオマツヨイグサのことだと思っていたが、
「ツキミソウ」ではなく「月見草」のイメージはやはりあの黄色い花だと思いたい。


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