大蓮寺と東本願寺の蓮の花


新型コロナウィルスは再び(三度四度?)感染拡大しているが、
この日の夜は、東京五輪の開会式が行われる日でもあり、
ワクチン接種も2度を終えたこともあり、出かけてきた。

京都駅の辺りは、コロナ禍とは思えない程に密だったが、
大蓮寺も東本願寺の辺りも、人はまばらだった。


その名も「蓮」の名前の「大蓮寺」へお詣りした。


ということで、「ハス」の「寺」です。


一面ハスの花という程に多くはないが、
白やピンクの花が涼しげに咲いていた。


本堂には、「あんさん(安産)阿弥陀如来」が本尊として祀られている。
後光明天皇が安産の祈願を勅命し、孝子内親王が無事ご出産されたことにより、
以降、安産祈願所として、女性の信仰を集めている、と説明書にある。


飛ぶが如く走るが如く、洛中洛外を走り通し、
歩いてお寺に訪れるのが困難な妊婦さんの所に
走って御守を届けた大蓮寺の「走り坊さん」。

明治大正時代に都の街を駆け巡った不思議な僧「走り坊さん」。
強靭な足腰にあやかるためにお参りする人も増えているとか。


さて、東本願寺の南側の堀でも、ハスが咲いていた。
花は少なかったが水面が見えない程に密生していた。


花びらの内側までピンク色になる「淀姫」だとか、
白色の「舞妃連」とか、魅力的な名前が付いている。


花が散った後の実の部分は「花托」というらしいが、
シャワーヘッドのようなおもしろい形状も見えている。
その穴一つ一つに種が入っているはずだが、
ハスにも成長の速い遅いがあり、興味深い。


最後に、これは東本願寺の南側の堀を別の日に撮ったものではありません。
同じ日の同じ時に、同じ東本願寺の南側の堀を撮ったものです、はて?

立っている後ろ側の堀には、上で載せたハスが密生していたのですが、
立っている前側は、水が張られている通常の堀でハスはありません、はい。



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