古法華自然公園
兵庫県加西市に古法華自然公園という自然の地形を利用した公園がある。
ここには、自然の中に数々の石仏が置かれていて、先ずはその石仏から。
阿弥陀仏。自然の石に彫られていて、背には「あみだ仏」と彫られている。
磨崖仏。これも自然の石に彫られている。
両側に日光菩薩と月光菩薩を従えていて、
薬師三尊仏と呼ばれている。
六地蔵・地蔵菩薩。
七福神の石像。
観音様。
この辺りは、古くから石切り場として知られていて、
石彫りの体験ができる石彫アトリエ館で製作された石仏が周辺に置かれている。
「石彫の森」と名付けられた場所にもいろいろな表情の石仏がいっぱい。
おぉ、これは、ドラえもんの石仏!
さて、この自然公園から、244mと標高は低いが荒々しい岩肌が目立つ笠松山へ登った。
山頂に展望台が見える笠松山。
上を見ても下を見てもこんな岩場を登って行った。
ある所では、鎖が下がっていて、それを手繰りながら登った。
が、本当は、鎖を頼らなくても登れる程度の傾斜ではあったが。
頂上から石切り場が見えたので、下りてからそこへ向かって歩いた。
石切り場で見上げると、岩の切り口が幾重にも重なって迫力があった。
ところで、山の中でこのような吊り橋が架かっていた。
色づいた花と芽吹き始めた淡緑の木の中でなかなかに風情のある風景である。
吊り橋としてはたいしたことない感じだったが、
渡るとゆらゆらと揺れてスリルがあった。
実は、この自然公園へ入る前に駐車場で会った人に吊り橋のある場所を尋ねた。
その人は「ほらここからでも見えるよ」と、上を見上げて教えて下さった。
丁度その時人が渡っていて、その人は何とも言えないへっぴり腰で渡っていた。
「揺れることは揺れるがあんなにへっぴり腰で渡らなくても」とその人は冷笑。
そこで、
自分達が渡る時には、どこで見られて冷笑されているか分からないから…と、
堂々と渡った。
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