比叡山のガーデンミュージアム
比叡山の山頂遊園をリニューアルして4月下旬にオープンした。
フランス印象派の画家たちが描いた絵画をモチーフに作られた庭園の中に、
花や庭園、自然の風景が描かれた44点の陶版画が、
花や庭園やそれぞれの風景の中に置かれている。
それらが描かれたのと同じ屋外の光の下で鑑賞することができる。
「セーヌ川の舟遊び」
琵琶湖を見下ろす場所に置かれている。
眼下に広がる琵琶湖には遠く小さく行き交う船が見える。
「睡蓮の池 緑のハーモニー」
日本をこよなく愛したクロード・モネがその庭園の一隅に
浮世絵からヒントを得た日本の太鼓橋まで架けてしまったという、
その太鼓橋の架かった睡蓮の池の風景の中に置かれている。
残念ながら、今はまだ睡蓮は十分に育っていなくて、
花の咲いていない睡蓮がわずかばかり浮いていただけだが、
こんな角度でキャンパスに向かったのかと想像しながら、
睡蓮の咲き誇る池の周りを散策できる。
「ジヴェルニーのモネの庭」
「花の庭」と名付けられたこの一帯は、
とりわけ色とりどりのたくさんの花が咲き誇っている。
帯状の花壇や小さな花壇が広がる中に、
四季の草花とハーブを組み合わせたハーブガーデン、
美食家であったモネの食卓を賑わしたであろうキッチンガーデンなど
趣向を凝らした花壇などもあって、賑やかな花の庭である。
さて、以下の3枚の写真はちょっとおどけてみました。
クロード・モネの
「散歩道 日傘の女」に魅入られた
日傘の女
オーギュスト・ルノワールの
「パラソルをさした女」に見入る
パラソルをさした女
ベルト・モリゾの
「窓辺の若い女」の側に立つ
窓辺の“元”若い女
なお、カフェ・ド・パリのデッキからは、琵琶湖から京都市内が見渡せる。
印象派の画家たちは、絵画や庭づくりだけでなく、
料理にも並々ならぬ情熱を傾けたようで、
現在もその料理レシピが残っている。
ここでは、食通だった画家たちのレシピが再現されている。
ルノワールの「カブのスープセット」がおいしかった。
焼き菓子のパッケージの裏には「モネのレシピより ガレット・オ・マロン」
などと書かれていて、おもしろい。
ガーデンミュージアム比叡へは
こちら
をどうぞ。
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