進化したガスコンロ家の台所は松下電工のNaisというシステムキッチンだが使い始めて16年になる。 我々が三田で住んでいた間は息子一家がこの家で住んでいた。 息子一家が使っていた間にグリル(魚焼き器)が故障して使えなくなった。 松下電工へ電話したら15年も経っていて修理出来ないと言われたそうだ。 そこで、三田から京都へ帰ってきてこの家で再び住み始めて電気の魚焼器を買った。 ところが、電気で火力が違うのか、焼具合がどうも気に入らない。 16年にもなることだし、思いきってガスコンロを買い換えようと思った。 ガスコンロとグリルとオーブンが一体になっているので全部を取り替えねばならない。 松下電工、もとい、パナソニックに電話したら、会社の名前が変わっただけでなく、 なんと、今ではガス器具の製品は取り扱っていないと言われた。 IHならあるし、どうしてもガスが良いならリンナイで可能とのことだった。 いえいえ、では、ということで、大阪ガスの製品にすることにした。 それにしても、魚焼器を買って7ヶ月しか使わないで捨てるのは悔しいので、 せめて1年間は使ってから来年の春辺りにでも買い換えようかと思い、 その下見にガス展を見に行き、さらに、ショールームへも行ってみた。 ところがところが、最新のガスコンロは素晴らしく進化していた。 料理中に地震が起こるとコンロの火を自動的に消してくれるのは勿論のこと、 てんぷらなど鍋底の温度が250度になると自動的に火力を調節してくれる。 煮こぼれや風で火が消えると自動的にガスを止めてくれる。 煮物では焦げ付きを初期段階で検知して自動的に消火してくれるから 料理している内容物だけでなく鍋を焦がすこともない。 お湯を沸かす時は沸騰すると自動的に火を消してくれる。 魚は姿焼き、切り身、干魚など魚の種類と焼き加減を選べば、 時間と火力を自動調節してくれて、魚が焼けたら自動で火が消える。 そして、それらの案内を音声で言ってくれる。 などなど、説明書を見るともっともっといろいろ素晴らしく進化していた。 もうこれからは、魚を焼き過ぎることもなく、鍋の底を焦がすこともない! これまでいくつ鍋を焦がして使えなくしてしまったことか。 これは春まで待つことはない、すぐに買い換えることにした。 で、新しいガスコンロが我が家にやってきた。 左は、記念に撮ったこれまでのコンロ。右が新しいの。
ただ、夫は心配している。 火を自分で消す習慣がなくなると、センサーが故障した時に何が起こるか。 それを考えると夜も眠れなくなる…と。 |