ハンブルクでの5日間



ハンブルクはドイツ最大の港町で、新鮮な魚介料理がおいしい。
先ずは、港町情緒を漂わせている倉庫街の写真から。


運河沿いには100年以上も前に建てられた赤レンガの倉庫街が美しい。
赤レンガの倉庫を眺めながら遊覧船が通っていたりもする。


倉庫街のある運河とは別のニコライ運河からも情緒ある街並みが見える。
これらは表側のダイヒ通りにある魚介料理のレストランの裏側である。


ルネッサンス様式で建てられたハンブルク市庁舎。
ハンブルク州議会の議事堂でもある。


エルベ川の支流であるアルスター川を堰き止めて造った人口湖である
内アルスター湖と外アルスター湖を遊覧船で回った。


ドイツはビールもおいしいのでビールの話題も。
倉庫街から歩いて行ける場所におもしろい店がある。
天井まで届くビール醸造器のあるグレーニンガーという店には、
少し小さいビール樽はそれをテーブルに使ったり、
大きなビール樽はこのように席に使ったりしている。
この中で傾けたビールジョッキの味は格別だった。

さて、ハンブルク中央駅から45分で行けるリューベックも訪ねた。
13、14世紀に繁栄を極めた町で、旧市街は情緒あふれる街だった。


リューベックのシンボルでもあるホルステン門。
どっしりとした2つの塔からなる門で15世紀に建てられた。
これは表門というか、この門を通って旧市街に入る。
門をくぐって振り返って撮ったのが下の写真。


表側と裏側ではデザインが違うが、実はこの門を横から見て驚いた。


最初は左側の写真を撮って証拠写真としようと思ったが、
これでは伝わらないかと角度を変えて右側の写真も撮った。
建物とポールを入れたことで何に驚いたか分かっていただけるだろうか。

この門は、一部は厚さが3.5mもある壁の重みで、
建築中から地盤の弱い地面にめり込んでいたとか。
それで、塔が傾いて見えるのは実際に傾いているからだ。


ホルステン門をくぐったすぐの所にあるレンガ造りの塩の倉庫。
16世紀から18世紀に建てられた建物だそうだが、
海産物を運搬するための塩が運ばれていたとか。


町の中心であるマルクト広場に面して建つ市庁舎(右側)。
赤レンガでなく黒レンガ造りの重厚な感じがリューベック特有である。
壁には風を通すためらしいが大きな丸穴が開いている。


市庁舎の裏側にあるマリエン教会の外の石段に腰掛けている悪魔。
どこか憎めない可愛らしい感じさえするこの悪魔には言い伝えがある。
教会を建てようと基礎を作った時に悪魔がそれを見てワインバーを作ると誤解して、
それは歓迎だと大喜びで教会を建てるのをいろんな面で手伝った。
ところが、ある時これはワインバーではないと知って怒り狂って、
悪魔が腰掛けている石の棒でせっかく出来た教会を壊そうとした。
あわてて知恵者が悪魔に「これは教会だがせっかくここまで出来たので壊すな。
その代わりに隣の市庁舎にワインバーを作ってあげるから」と言った。
それを聞いて満足して壊すのをやめた、とか。

今でも市庁舎にワインバーがあるかどうかは知らない。

なお、このマリエン教会には8512本ものパイプを持つパイプオルガンがあり、
かつてバッハはその音色に酔いしれてこの教会に通いつめたそうだ。
確かに、立派なパイプオルガンがあった。


聖ペトリ教会の塔へ上がればホルステン門や市街の様子が見渡せる。
その他にもパノラマ写真(こちらこちら)を見ていただいた上で、

さて、そろそろ終わらなければ。


右向け右! 左向け左!


道を尋ねようと近づいたら、あまりにもリアル!

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