グアムへ家族旅行



一昨年、ハワイへ行くはずが沖縄へ行くことになった顛末を書いた(こちら)。
そのハワイへは、来年辺りに行くことになるかなと思っていたのだが、
”み”の字が塾へ通い始めて来年は5年生で忙しくなって行けないだろうから、
今年の内に行きたいと言われて、急遽、計画を立てることになった。

が、ハワイへは遠くて、飛行機で夜を寝て行くことになり、
”は”の字がまだ1歳8ヶ月で、ぐずったりすると他の乗客に迷惑をかけ、
こちらもそのことに気を使っていると疲れてしまうからと、
日本からは3時間で行けるグアムへ行くことになった。

海とプールで遊びたい孫たちにはハワイでもグアムでも同じだ。
いや、外国へ行かなくても日本の沖縄だって同じように楽しめる。
と思うのは年寄りの我々だけで、孫達はグアムを楽しんだようだ。

ところが、7月の尾瀬(こちら)に続いて今回も台風に好かれてしまった。
グアムへ着いた日はまだ雨も降っておらず良かったのだが、
テレビで天気予報を見ると、丁度滞在する3日間は雨で、
帰国する最後の日だけが晴れになっていた。
日本では台風15号だが英語名はGoni(コーニー)という台風だ。
発生した熱帯低気圧が、グアム近辺で台風になったのだ。

このGoni(コーニー)は、グアム上空で停滞していたのだが、
3日間の予想が2日間に短縮されて、その後急いで動いてくれて、
結局、2日間は雨だったが幸いにも最後の2日間は晴れて十分楽しめた。

我々が帰国後、日本へ帰った我々の後を追いかけて日本へやってきて、
台風15号となって、日本で再会することになるとは思ってもいなかった。


これは、グアムへ着いた最初の日の様子。
雨は降っていないが、空はどんよりとしている。


次の2日間は、それ程強い風でもなく、それ程激しい雨でもなかったが、
風になびくヤシの木と、雨で濡れて光っている床の様子ではどこへも行けない。


降りしきる雨で車道の水があふれていて、
ゆっくり走る車が水をはね飛ばして通って行った。


でも、雨だって遊べる場所はいくらでもあります。
泊まったホテル「アウトリガー・グアム・ビーチ・リゾート」では、
廊下続きで歩いて隣のアンダーウォーターワールドへ行ける。
海の底を歩いている感覚で、大きな水族館を楽しめる。

”み”の字と息子は、水槽の中でシーウォーカーを楽しむシートレックも体験した。
シートレックというのは、ダイビングの資格がなくても水の中を歩けるというもの。
水槽の中を歩いて、水族館の中で泳いでいる魚たちと触れ合うことができる。
勿論、水中での意思の伝達をするジェスチャーの約束事など、など、
事前にいろいろな講習を受けてから望む水中アドベンチャーだ。

買い物にも便利な場所なので、雨の時は買い物にも時間を費やした。
室内遊園地もあるので、雨だって孫達は楽しそうに遊んでいた。


ホテルは子供に配慮して、ロビーに置かれた大きなテレビでは、
アニメを見られるよう、小さな子供用の椅子が並べられていた。


天気予報では、4日目も雨のはずが、朝起きてみると晴れていた!
ホテルの18階の部屋から美しいビーチの様子を撮っておいた。
浜辺から遠くまで浅瀬が続いていて、沖の海の色とは色が違う。
写っている建物は隣のホテルだが、我々のホテルも同じような感じで、
幼児から大人までいろいろな年齢の子供が遊べるプールがたくさんあり、
その足でホテルの前のビーチへ出て、海で泳ぐことも浜遊びも楽しめる。


後半の3日間を日本からネットでレンタカーしていたのだが、
着いた日に天気予報を見て台風が来ていることを知り、
とりあえずは、最初の日のレンタカーをキャンセルした。
台風のためということで、手数料なしでキャンセルできた。

この日は晴れで、前日行くはずだったココス島へ行くことにした。
6人が乗れる少し大きめの車をレンタカーしていて、車で移動して、
グアムのドライブを楽しみながら、船着場から船でココス島へ渡った。


さぁ、ココス島へ上陸です。
トイレやシャワーやレストランなど無人島とは思えない施設があったが、
ロッカー使用や食事やパラソルとシュノーケリング道具の貸し出しなど、
島内ではお金が使えないので、入り口の受付でチケットを買っておく。


船から下りたところで一列になって迎えてくれた。
ヒメクロアジサシだろうか。頭のてっぺんが白い。
最初はカラスかと思ったが、カラスよりは小さくて、
島のあちこちで一番たくさん集団で見かけた鳥だ。


グアムへ着いた日に、ココス島でのシュノーケリングとイルカを見に行くツアーを予約した。
台風で諦めたこの日は起きてみたら晴れていて、急遽ココス島へ行くことにしたので、
更に船で出かけるシュノーケリングとイルカの両方は時間的に無理ということで、
”み”の字と息子だけがボートで行くシュノーケリングを楽しむことにした。
我々は、昔(記録では20年前!)、オーストラリアはグレートバリアリーフで、
シュノーケリングをして、海面の下の美しい世界を見た経験もあり(こちら)、
”は”の字を浜辺で遊ばせながらビーチでのシュノーケリングをした。

浅瀬のビーチでも、海の中では、縞々の魚や黄色い魚などが泳いでいた。
特記すべきは、透明度の高い水の底に何とナマコがうようよと居たこと。


(左)おっ、ヤシガニだと思ったら、死んでいました。
(右)おっ、ヤシガニかと思ったら、大ヤドカリかな?


きれいな水玉模様のトカゲが何故かベビーカーの下に隠れる。
構ってやって動かしてもやっぱりベビーカーの下に隠れるのだ。


すぐに訳が分りました。
黒くて目立たないが、2羽のヒメクロアジサシ?がトカゲを狙っている。
トカゲがベビーカーの下から外へ出ると、サーッと飛び下りてきて、
トカゲを咥えようとするが、幸いにも、トカゲの逃げ足の方が早い。
しばらくの間、ヒメクロアジサシ?とトカゲの攻防を眺めていたが、
思いついて、トカゲを床下の方へ導いて追いやって逃がしてやった。


お母ちゃんはちっちゃなヤドカリ探しに夢中になってるけど、
僕はもう飽きちゃったよぉ。次は何を探しに行こうかなぁ。


グアム島へ行っているのに、更に、ココス島まで行って、
1日遊ばせてもらったココス島が遠ざかって行きます。

なお、グアム滞在中に2度ばかり6人でタクシーに乗った。
息子が助手席に乗ったのだが、2度共運転席の方へ乗り込もうとして、
「おいおい、君が運転するのかい?」と、運転手に皮肉を言われていた。
そんなことでよく日本とは左右逆のレンタカー車を運転できたものだ。
無事で良かった。


夕陽が沈み、暗くなると、ビーチでバーベキューをした。
一度予約していた日が雨で、店の方からキャンセルの電話があった。
次の日は晴れで、もう一度予約して、ロブスターも焼いて食べた。


グアム滞在最後の日はこのように良い天気で、
この日はホテル前のビーチで最後の日を楽しんだ。


最後の最後まで興奮してウォータースライダーを楽しむ。

お姉ちゃんがあまりにも楽しそうに何度も何度も滑っているので、
”は”の字にも体験させようと父親(息子)が抱いて滑ってきた。
長い滑り台を滑っている時は喜んでいたかもしれないけど、
最後でいきなり水の中へバッシャーンと入ったものだから、
いきなり水を被って”は”の字はびっくりして、大泣きした。
それをあやして、もう一度行くか?と、今度は母親が抱いて行った。
長い滑り台を滑っている時はまだ良かったのだろうけど、
最後でやはりいきなり水を被って前よりもっと大泣きした。

親は懲りずにまだ「もう一度行くか?」と尋ねていたが、
”は”の字は「いや!いやいや!!いやいやいや!!!」
と。  当然だろう。

思うにあれは、親が、自分たちが滑りたいために、でも、
大人1人では恥ずかしいので”は”の字を抱いて滑った?

ホテルのチェックアウト時刻はお昼の12時だったが、
交渉して午後2時まで2部屋を使えることになった。
しかも、追加料金無しというのが何より良かった。
ビーチやプールで遊んだ後、部屋でシャワーを浴びて、
着替えてから帰りの支度をすることができて、助かった。


水牛と並んで後姿ながらポーズを取っている”み”の字。
この大きなタコのぬいぐるみ、どうしても欲しいと言い張り、
家まで自分でちゃんと抱いて持って帰るからと約束した。

おかげで、飛行機でも税関でもどこでも注目の的だった。
通常、飛行機内に持ち込める手荷物は1つだけなのに、
リュックとぬいぐるみ2つの荷物を飛行機内に持ち込めたのも、
タコが客室乗務員に目くらましの墨を吐いたからだろうか…。



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