博多駅のタイル画と小屋に描かれた「落穂拾い」
2011年(平成23年)の今年3月に九州新幹線の全線開通に合わせて新装なった博多駅が、
4年前の2007年(平成19年)に駅の壁や柱を飾るタイル画を募集していて、応募した。
最初の募集は「葉」で、好きなユリノキの葉を描いて応募した。
その後、「花」「鳥」「魚」「虫」「星」の募集もあり、
全国から全部で28,525枚の応募があったとか。
送った絵は有田焼のタイルへ焼き付けられ美しい陶板となって、
国際的に活躍している日本画家・千住博氏が描いた木に配置された。
絵は、博多駅構内のあちこちのコンコースの壁を飾っていたりするが、
このように、駅の外側にある外柱を飾っていたりもする。
これが、私が応募したユリノキの葉とその周辺の様子。
実は、これらのタイル画の壁はガラス張りになっていて、
写真を撮ろうとすると、ガラスや光が邪魔になってうまく撮れない。
丁度メンテナンス担当の男性がやってきて、いろいろ話している内に、
京都から来たと言ったら、京都から応募して見に来たのかと感激して、
なんとなんと、写真を撮りやすいようにとガラス戸を開けてくれた。
あちらからこちらからと角度を変えて何枚も写真を撮る私を
気長に待ってくれて、ガラス戸を閉めて去って行った男性に感謝。
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さて、これは有名なミレーの「落穂拾い」ですよね。
でも、いえ、違うんです。
これは、天ヶ瀬在住の夕陽さんの「落穂拾い」なんです。
はい、この通り、この「落穂拾い」は小屋に描かれています。
博多駅のタイル画募集のことを教えて下さったのがネット友達の夕陽さんで、
農機具などを入れている小屋に夕陽さんが趣味で描かれたものだ。
いつか見に行きたいと思っていたのが今頃になってしまい、
少しばかり色落ちしていることで月日が経ってしまったことが分る。
何がおもしろい、って、描かれている場所は、このような田園にあり、
これは、絵が描かれた小屋のある畑から周りを見渡した景色だが、
ご主人が趣味で野菜や果物を作っている畑の小屋に描かれている。
誰に見せるのか、誰に見てもらうのか、こんな素晴らしい絵が、
シカやイノシシが出るという場所にあるとは想像できない。
絵の価値も解らないシカやイノシシに見せるだけでは勿体ない。
いつの日かこの場所が天ヶ瀬の観光コースに入る日が来るだろうか…。
ところで、夕陽さんは喫茶と雑貨の店「あまがえる」を営業している。
町の活性化を目指し、地域住民と観光客との交流の拠点として、
不景気で閉められたシャッターを開ける目的で店を開いたとか。
JR天ヶ瀬駅前の良い場所にあり、訪れたこの日は日田市の豆田で開催された
「千年あかり」に参加して長福寺の境内で出店していて、店はお休みだった。
一緒に店を開いた友人というのがMIZさんで、MIZさんとMizu、同じ名前繋がりで、
夕陽さん、畑へ案内して下さったご主人、MIZさん、Mizuの夫、みんなで盛り上がった。
左側のカエル、いつもは店頭でお客様を迎えているアマ君だそうで、
この日は店がお休みで、店の中でおとなしく鎮座していました。
店の名前が「あまがえる」だけあって、店の中にはカエルがいっぱい!
いえ、店の名前の由来は、天ヶ瀬へ帰ろう(あま・かえる)だとか。
天ヶ瀬も温泉地で、天ヶ瀬の温泉街の様子や日田の「千年あかり」については、
次ページで書きます。
日田・天ヶ瀬・由布院温泉へ続く
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