白馬八方尾根



標高770mの八方駅から6人乗りのゴンドラで標高1400mの兎平駅へ。
更に、4人乗りのリフトに乗り継いで、標高1680mの黒菱平まで上がり、
も一つ更に乗り継いで、4人乗りのリフトで標高1830mの八方池山荘へ。


八方尾根を歩いた2日目は、雨の予報だった。
雨は降っていなかったが、歩いている途中で雨が降ってくると、
途中で上下セパレートの雨合羽に着替えるのは大変なので、
歩き初めから雨合羽を着て、リュックカバーも着けて出発した。

しかし、いつまでも雨は降らず、雨合羽は暑いので、途中で脱いだ。
その後は、時々霧雨が降る程度で、山用の上着と帽子で凌げた。

「ハッポウ」と名が付く八方尾根の固有種がある。
先ずは、ハッポウウスユキソウ。

ハッポウタカネセンブリ。

1つ1つは小さくて可愛いイワシモツケ。

これも、1つ1つは小さなキバナノカワラマツバ。

さて、花の写真はたくさんあるが、少し後に回して、
八方池まで登ったので、登山道の様子を入れておこう。


上へ登るにつれて、登山道の側には雪渓が現れた。
雨は降らなかったが、雲と霧で景色は霞んでいる。


標高2005mにある第2ケルン。

「息ケルン」と書かれていて、息は「やすむ」と読むようだ。
ここで一息つきましょうという場所、ということだろうか。

なお、第1ケルンの写真がないが、リフトを降りた標高1820mにある。


登山道の石ころは濡れていて、前を行く人のリュックにはカバーが。
しかし、雨で煙っているように見えるが、結局、雨は降らなかった。


標高2035mにある八方ケルン。


この日、歩く道には雪はないと話に聞いていたが、
いきなり雪渓が現れ、登山靴で踏み締めて歩いた。

地上より気温が5〜10度は低いということだったが、
確かに、7月中旬で雪というのは、涼しくて良かった。

さて、花の写真を続けよう。

ユキワリソウ
ホソバツメクサ
ハナニガナ

チングルマ
トキソウ
アカモノ(イワハゼ)

ヨツバシオガマ
タテヤマウツボグサ
イワカガミ

ミヤマカラマツ
カラマツソウ
ハクサンタイゲキ



八方池には到達したが、それは最後にして、
鎌池湿原の様子も入れてみよう。


ニッコウキスゲとコバイケイソウ。


ワタスゲの群落。

さぁ、八方池を最後にしたのには意味がある。
勿論、足場の悪い中を八方池まで登り切って、
目標のゴールまで到達できたからでもある。

そして、雪を抱いた北アルプスを映す八方池の
あの美しい姿を写真に撮りたかったからである。


しかし、雪を抱いた北アルプスは見えない。
標高2060mにある八方池を眺めるだけ。

標高2080mにある第3ケルンの写真が無いが、
左端にうっすらと小さく写っていると思われる。


池に映る雪を抱いた北アルプスの代わりに、
池に映る人々の姿を眺めて終わりとしよう。。


白馬五竜高山植物園へ戻る

栂池自然園へ続く



戻る   目次へ