新緑の比叡山登山
家から見ると近くにもはるか遠くにも見える比叡山。
車で行けば楽に行ける比叡山へ、あえて歩いて登った。
今年はいつまでも寒くて新緑の季節も遅れるかと思い、
遠くに見える比叡山はまだ冬の枯れ色だと思ったのに、
山の中へ入ってみると、目にも眩い新緑の季節になっていた。
麓から撮った比叡山の頂上辺りの写真を大きくしてみると、
真ん中辺りに白い建物と右側辺りにはアンテナが見える。
これが、ここから京都市内へ降りるケーブルカー乗り場の白い建物とアンテナ。
ここから上へはロープウェーで上がれるので、車で行かなくても、
麓からはケーブルカーとロープウェーを乗り継いで頂上まで行ける。
車やバスの駐車場がありロープウェーの駅がある頂上は本当は頂上ではなく、
そこからもう少し上へ歩いて登った所が実際の比叡山の頂上である。
これがその三角点。 標高848.3m。
京都市から登った比叡山だが、頂上からは眼下に滋賀県の琵琶湖が見える。
京都市側は、ケーブルカー乗り場のある所からの眺望が良いが、
琵琶湖が見える頂上からは盆地の市内を囲っている山々が見える。
天に向かって真っ直ぐに伸びている杉の木立を歩く時には思わず写真を撮りたくなる。
整然とした木々の醸し出す雰囲気が登山で疲れた体には何とも小気味良い。
たくさんの鳥が木に止まって鳥の花を咲かせているのかと思ったら、
近づいてみると、どうも違うようだ。
サルだった!!
花の芽を食べているのか。
「この頃不景気で、なかなかご馳走にありつけないんだよなぁ」
「おいおい、写真撮るんだったら手に持ってるバナナ置いて行けよなぁ」
「これを見ているそこの人間達よ、今度来る時はご馳走持って来てくれよなぁ」
いえいえ、サルに餌をやってはいけません。
写真は、サルに気付かれないよう秘かに撮って、
サルと目を合わさないようさりげなく通り過ぎましょう。
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