姫路城と桜





姫路城の入り口の大手門前の内堀に架かる桜門橋。
見たところは、木製の橋のように見えるが、実際は
鉄製の橋に化粧板を張り付けた「木造風」の橋である。
木製の橋の復元を考えたが、木製か鉄製かの議論が起こり、
消防車など大型車両の通行を考慮して木製での復元を断念したとか。
が、「これ、木の橋なのねぇ!」と言っている人が何人も居た。
実際、表面は立派なきれいな木なので、中まで木の橋に見える。
これって、見せかけで騙されてはいけないという教訓でしょうか(^^;)。

 


天守閣から見下ろした姫路城敷地内のたくさんの桜。
右端の西の丸は漆喰を塗り直して白さが目立つ。
瓦の目地(継ぎ目)まで漆喰を塗っていくので、
今後も新しく塗り直した場所は白鷺城の名にふさわしく
白く輝いて見えることだろう。


姫路城の鯱は瓦で作られているとか。
下の広場では観桜会が開かれていて、
琴や太鼓の音色も楽しんだ。


小天守の窓から見上げた大天守。


お堀の水に映る桜色と芽吹き始めた柳の新緑の対比も絵になる。


側溝の素材には瓦を使っていた。
瓦のあの独特の丸みをうまく利用して、
水が流れる道になっていた。

山道を行くと崩れそうな斜面に網をかぶせて防御しているので、
右は、崩れそうな石を網で防御しているのかと撮っていた。
後で説明書を見たら、これは「姥が石」だとか。
羽柴秀吉築城の折に貧しい老婆が石うすを寄付して、
このうわさが町中に広まって、多くの石が集まり、
城の石垣が完成した、との言い伝えのある石だそうだ。

そう、何でも写真に撮っておくものだという教訓です。


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