広沢池の鯉揚げ
中秋の名月の日に「観月の夕べ」が行われることで有名なのは大沢池だが、
その近くの広沢池での観月も大沢池に劣らず美しいことで知られている。
しかし、12月のこの時期には、広沢池には水がないのが分るだろうか。
毎年12月に、池ざらえ(鯉揚げ)という収穫行事が行なわれるのだ。
この池ではコイやフナを養殖していて、12月に入ると池の水を抜いて、
成長したコイやフナを収穫して、料理屋などへ販売されるのだそうだ。
道路から近い所でまだ少し水が残っている場所では、
嵯峨富士と言われる遍照寺山(朝原山)を映して絵になっている。
所々に残っている水溜りに映る山もおもしろい絵を作り出している。
さて、さて、このような看板がいくつも掲げられていて、
今年の鯉揚げは12月3日(土)から行われることは分かる。
ネットで調べても12月末まで行われると書かれていたが、
何曜日に行われるのかどこにも書いてなくて分らない。
月曜日のこの日は鯉揚げが行われていない可能性が高かったが、
出かけられる日の都合もあるので、ともかくも出かけてみた。
係りの人は居て、モロコなどを買いに来る人に売っていた。
しかしながら、鯉揚げされた鯉が小船の中で跳ねている様子を
見ることは残念ながらできなかった。
大きな秤にはビニールが被せられていてこの日は鯉揚げがないことが分った。
鯉を見られなかったので、仕方ない、サギにご登場願おう。
(左)水がなくなってしまった池では餌となる魚が居ないなぁ。
(右)木のてっぺんから眺めても水のない池に魚は居ないなぁ。
おぉ、サギが歩き回ったたくさんの足跡を見つけました。
これだけ歩き回って果たして餌にありつけたのでしょうか…。
鯉揚げを見られなかったので、ヤケクソでこんな終わり方です。
水のない池でどうやってボートに乗れと言うんだ…。
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