札幌・トワイライトエクスプレス



北海道大学のシンボルであるポプラ並木。
緑の葉を豊かに茂らせている夏の様子とは違うが、
こうして見ると、何ら変わりがないようにも見える。


しかし、よく見ると、大変な様変わりに気が付く。
2年前の平成16年の台風の強風により倒木の被害を受けたのだ。
大学構内の樹木約1900本、植物園の樹木約500本が倒れたそうだ。
このポプラ並木51本の内27本も倒木などの被害を受けていた。
根を付けたまま倒れているポプラの内、立て直せる木は立て直し、
残りは、ポプラの枝を土に埋めて育てている若木を植えて再生していた。

この若木は何年すると以前のようなポプラ並木に育つのだろうか。
空に向かって真っ直ぐに伸びる緑いっぱいのポプラ並木に会いに、
何年か後にもう一度訪ねてみたいものだ。

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さて、札幌駅にトワイライトエクスプレスが入ってきました!
いよいよ札幌からの帰りはトワイライトエクスプレスの旅。

 
これらはいずれもトワイライトエクスプレスの車体のシンボルマーク。


これは、機関車の先頭。
敦賀駅でしばらく停車するというので列車を降りてみた。
機関車の交換をしていて、これはやってきた新しい機関車。


これは、機関車を外された客車の先頭車両。
機関車が連結されると目立たなくなるのに、
トワイライトエクスプレスのシンボルマークが付いている。

実は、本来は札幌からの帰りよりも大阪から札幌への
行きのトワイライトエクスプレスに乗るのが正統派だ。
その方が「トワイライト(たそがれ)」の名前にふさわしい
日本海に沈む夕陽を見ることができるからだ。
しかし、いまだに根強い人気を誇る切符がなかなか取れない。
切符を取れた日に出発すれば良いのだが、そうもいかない。

部屋も本当は「スイート」か「A個室ロイヤル」を取りたかった。
しかし、やっと取れたのは「B個室ツイン」だった。
出発から到着までを車窓からの景色などもふんだんに取り込んで、
「トワイライトエクスプレス乗車記」を詳しく書くつもりだったが、
希望通りにいかなかったことで、その意欲をそがれてしまった。

それはいつの日か再び乗車できる機会があればその時に譲ることにして、
今回は簡単な紹介記事にとどめることにしよう。


「B個室ツイン」の部屋の様子。
夜は2つのソファ椅子を倒してベッドにする。
もう一つのベッドはボタン操作で天井から下ろす。
敷布団、掛け布団、枕、シーツ、寝巻きが用意されていた。
鍵のかかる個室で手足を伸ばして眠れたのは良かった。
不思議だったのは、隣の部屋の声が全く聞こえなかったこと。
知り合いになった隣の部屋の人はよく通る声の人で、
試してみると、廊下からは耳を澄ませば聞こえた。
が、部屋へ入ると全く聞こえず、防音がしっかりしていた。


これはサロンカーで、ゆったりと座って話をしたり、
外向けに配置されている椅子に座って外の景色を眺めながら
ゆっくりとした時間を過ごすことができる。
いつもそんなに混んでいるということもなく、
知り合った人と快適な時間を共有することができた。


食事をするレストランカー。
あらかじめ予約していた人だけがここで食事できる。
それも、夕食はフランス料理のフルコースのみで、
和食を予約した人は部屋へ運んで自分の部屋で食事する。
朝食も予約した人だけがここで食事できる。
朝食は洋食と和食どちらでも好きな方を選べる。

夕食の時はもっと豪華で雰囲気が良かったが、
食べることに夢中で写真を撮り忘れたので、
これは朝食の時のテーブル。

飛行機で飛べば2時間のところを22時間かけて旅をする。
たまにはこういうユックリズムの旅も良いものです。

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