冬の法隆寺と藤ノ木古墳


法隆寺は飛鳥時代の姿をそのまま現在に伝えていて、
聖徳太子が作ったと言われる世界最古の木造建築物のお寺で、
日本で初めて世界文化遺産に登録されたのもここである。

法隆寺の玄関に当る南大門(室町時代)

中門と西院伽藍へと土塀が続く参道

金堂(飛鳥時代)
法隆寺のご本尊を安置している殿堂。


法隆寺の中はいずれも撮影禁止で写真は撮れなかったが、
壁画は火事で焼失してその後復元されたものである。
中は暗くてよく見えないので、懐中電灯が用意されていた。
翌日から建物を修理するため網が掛けられるということで、
しばらく見られなくなり、見ることができる最後の日で幸運だった。

五重塔(飛鳥時代)
木造塔として日本最古の五重塔である。

天邪鬼が一生懸命に五重塔の軒を支えていた。

夢殿(奈良時代)
八角円堂の建物で、聖徳太子を供養する殿堂。


あれもこれも世界最古の木造建築物群は確かに古い。
中宮寺、夢殿へ向かう参道の土塀の屋根が波打っているなぁと思ったら、
タイミング良く(?)こんな光景に出会った。
なるほど、波打っている土塀はやはり倒壊の危険があるのだ。
倒れないように補強されていた。



法隆寺から歩いて近い所に藤ノ木古墳がある。
現在古墳は埋め戻されていて内部を見ることはできない。
古墳の外観とすぐ側に置いてある家形石棺のレプリカを見るだけ。
将来ここは古墳を含めた公園になり、見学施設ができるそうで、
そのための整備工事中の墳丘は殺風景だった。

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最後に、これから車で法隆寺へ行かれる人のために、
参考になればと駐車場の話で終わりましょう。

地図で見ていた法隆寺の近くの町営駐車場に駐車した。
時間制限はなく一日ゆっくりどうぞと言われて600円だった。
ところが、法隆寺に向かって歩いていて見つけてしまった。
南大門前の左側にある参拝者用の駐車場は500円とあった。
しまった、早まったと後悔した。ところが、
参拝者用の駐車場を見つけた場所で更に後悔することになった。
南大門前の右側にある「太子堂」という店では、
お土産を買うか食事をして1000円以上使うと駐車は無料なのだ。
幹線道路から「法隆寺前」で南大門に向かう一番前にある
町営駐車場に入ってしまった我々の後悔を参考に、
みなさん、どうぞ早まりませんように。

と、世界最古の木造建築物の紹介ページの最後が
このようなみみっちい話で良いのでしょうか。
いいえ、良いはずはありません。
これは、世界最新のみみっちい情報でした。(^^;)


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